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投稿日:2010年1月8日
まさに「薬湯」すごい効能 (国民宿舎ホテルたきしま)
しゅんさん [入浴日: 2009年12月31日 / 1泊]
44.0点
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55.0点
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33.0点
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44.0点
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33.0点
なかなかにディープな温泉でした。
年末の東北旅行。大晦日当日になっても宿が決まらず、宿検索では出てこなかったので旅行先の秋田から鳴子の観光協会に電話したら「まだある」とのこと。「できれば7000円前後で」とムリを言ったら、しばし絶句の後「瀧嶋さんなら」と紹介してくれました。1泊2食付で7100円。国民宿舎なのでこの値段です。
折りしも東北は暴風雪。吹雪の中、やっとの思いでたどり着きました。宿の人たちはあたたかく迎えてくれ、食事の時間を過ぎていたので部屋にはもうお膳が用意してありました。さすがにおかずは冷めてましたが、煮魚や串カツ、刺身などおいしく頂き、ひと心地。
さて温泉ですが、ここは男女別の浴場のほかに、貸切風呂の「薬湯」というのがあって、どうやらこっちがお勧めのようです。「薬湯」といっても薬草が入っているわけではなく、そういう名称の温泉なのです。「薬湯」に下がっていく階段の手すりに掛かっている札が「入浴中」になっていないのを確かめて、ダンナと二人で降りていきました。
するとなんだかちょっと生臭いような油臭のような今まで嗅いだことのない不思議な匂いが漂ってきます。お湯の色は黒。いわゆる黒湯のような茶色系ではなく緑がかった黒。湯船の壁に外部につながる穴があって、そこから源泉が湧いています。それがそのまま湯船に流れているので、新鮮なことこの上ない。そして熱い。70℃あります。でもこの日は零下何度という外気も入って来るので、なんとか少し水を加えただけで入れました。浴感はちょっとヌルヌルちょっとツルツル、そしてものすごくあったまる。掛け湯を何度もして1~2分ほど入っただけでもう、汗がすごい。二人ともヘトヘトになって部屋に戻りました。
我々の部屋は1階の一番奥だったのですが、あの源泉の真上にあたり、部屋の暖房は温泉の熱。ゴボッゴボッという源泉の湧く音を一晩中聞きながら年を越しました。夜中にももう1回入りましたが、あの匂いもだんだんいい香りに思えてきました。
名物ご主人に例の「温泉スプレー」を戴き、ご高説も賜りました。確かに効きます。かかとの角質がツルツルになってました。たぶんトータルで5分も入ってなかったのに。体も髪の毛もスルスルですごくいい感じ。スプレーをゴムの跡や乾燥肌のカユイところに吹き付けるといいそうです。たまたま空いていたための宿泊でしたが、こんないい温泉に入れてラッキーでした。
ちなみに朝食は元旦ということもあってお餅三昧。お雑煮(これすごくおいしかった)、あんころ餅、ずんだ餅、さすがにちと多かった。。。2人が参考にしています
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