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投稿日:2009年5月26日
強すぎる消毒は考えもの (天然湧出温泉 ゆららの湯 押熊店)
zuramasaさん [入浴日: - / - ]
11.0点
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平日の午後の入浴。そこそこのお客さんはいたが、広いので十分吸収できていた。和風とバリ風が男女交替であり、当日は和風であった。エントランスから脱衣所までは清潔そのものである。新しいタイプのスーパー銭湯ゆえ、まだまだきれいである。
さて、浴室はその大部分を露天に割いており、開放的な露天風呂の造りはなかなか。大きな岩から滝が流れ落ちる演出はゴージャス感も伴う。今回は天候にも恵まれたので、ほとんどの時間を露天で過ごした。露天には40℃の中温浴槽2つと42℃の高温浴槽1つがある。中温の1つと高温は大浴槽と呼んで差し支えない大きな岩風呂、中温浴槽の小さめの側は木の風呂であった。泉質は単純泉、泉温32℃ほどで毎分120Lの湧出量とのこと。残念なことにどの浴槽も塩素臭が強く、目がしょぼしょぼしてしまった。湧出量の割に巨大な浴槽を設けたので、湯のほとんどを循環でまかなわざるを得ず、さらに露天の浴槽が大きいので強い殺菌力を必要としているのかもしれない。塩素が効きにくい重曹泉なんかで高濃度で維持しているところもあるが、こちらはそのサイズゆえだろうか。
また、浴槽の水面の面積と比べて回収口に流れ出る湯量が少ないので、特に大浴槽においては湯の「溜まり場」ができてしまっている。これは虫や毛髪等の「浮遊系のゴミ」類が排出されないことを意味し、事実たくさんのゴミが特定のコーナーにたまってしまい残念なことになっていた。小さい中温浴槽はそんなことなかったので、主にこちらに入っていた。滝の落下点の近くにあり、気化熱を奪われた周囲の空気はひんやりとしていて心地よい。
全体的には新しい施設ゆえの清潔感や露天の開放感が売りになると思う。もう少し塩素の濃度が下がっていれば嬉しいが、これがこの浴槽を維持するためのぎりぎりかもしれず、そうであれば「もともとお湯を楽しむ施設ではない」と諦めるしかないか。あとは、ゴミ類の排出がうまくできるように、循環のポンプの馬力を上げて、浴槽に流れを作っておく必要があると思う。0人が参考にしています
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