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投稿日:2022年9月8日
今まで入った温泉のなかでも群を抜くほど… (恐山温泉)
温泉華子さん [入浴日: 2022年9月3日 / 2時間以内]
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今まで入った温泉のなかでも群を抜くほどの秘湯です。死後の世界ともつながるという恐山で、このような温泉に浸かれることはこの上ない幸せで、いったいどのようなケチをつけることができましょうか。
ですが、自分はあえて、女性が恐山温泉に入る際の注意点について書きたいと思います。
【混浴湯のほうがいい】
ゆっくり温泉を楽しむならば、混浴の花染の湯に入るのがいいです。場所がわかりにくいところにあり、自分の場合、境内を歩いていたお坊さんに場所を教えていただき、やっとわかったぐらいです。男湯や女湯(2つ)は観光ルート上にあり、自分が行った時も中の様子を見ている観光客がいました。のんびりと、ゆっくり入るなら花染の湯がおすすめです。
【異性であっても仲良くできる度胸が必要】
自分が混浴湯に行った時は、先客の方がいて、男性だったので、一瞬、焦りました。ですが、「入っていいですか」と聞くと、心よく「どうぞ」と言ってくださり、下北半島のそのほかの温泉の情報やむつ市の魅力について教えてくださいました。さすがに裸で混浴に入る勇気はないので、湯着を来て入りましたが、異性であっても怖じけずに入る度胸が必要だなと思いました。
【多少、のぞかれても気にしないこと】
男湯や女湯は、興味本位で(悪気があるわけではない)中をのぞく観光客もいます。また、混浴湯もまた、のぞかれる可能性があります。ですが、恐山という場所柄、それも仕方がないと思います。ですので、よほど危険を感じなければ、多少、のぞかれても気にしないほうがいいと思います。反対に、のぞかれるのが嫌な方は、この温泉に入らないほうがいいと思いました。
【イオウの香りもそれもよし】
イオウ泉ですので、入ったあとは体にイオウの香りが残ります。自分の場合、その日の夜に、下北半島の別の温泉に入って、体を流しましたが、それでもイオウの香りがかすかに感じられました。着ていた服や湯着にもイオウの香りが付着し、一度洗っただけでは取れないです。シャワー等の設備はなく、体を洗い流すことはできません。どうしても洗い流したいのならば、加水用の水蛇口の水で体を洗うぐらいでしょうか。いっそのこと、「イオウの香りもまた温泉」と思って、楽しんだほうがいいのかもしれません。
【意外と熱くない】
前評判では「熱めの湯」と聞いていましたが、先客の方による加水の影響もあってか(?)、混浴湯については、それほど熱いとは思いませんでした。以前、温泉津温泉に入ったことがありますが、あちらと比較すると「(温泉津温泉の)六〜七割」程度の熱さだなと思います(あくまでも個人の感想です)。大人ならば安心して入れるぐらいでした。ですので、熱さについては、それほど警戒しなくてもいいのかもしれません。ただ、時間帯や浴槽によっては熱いこともあるかと思いますので、あくまでも参考にしていただければと思います。
以上、恐山温泉の注意点について書き連ねましたが、どのようなハードルがあろうと入りたくなるような温泉だと思います。たとえ、イオウの香りが残ろうが、入って後悔することはない温泉だと、自分は思いました。10人が参考にしています
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