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春の日差しの柔らかな中「和」の側に入った。施設そのものは大宇陀町(現宇陀市)の福祉施設の中にあり、広大な敷地を擁するのだが、温泉自体はこじんまりとしている。日曜・祝日などは客を捌ききれるのかという感じがする。ロッカーも少ないし、洗い場の数も浴槽やサウナの大きさも知れている。
平日の入浴だったのでさほどの混雑はなく、地元の方の井戸端的な程度だった。湯はアルカリ性の単純泉であるが、ヌルヌルをしっかり感じることができる。ただし、すべて循環・塩素等による消毒を受けているせいか無臭である。浴槽からの湯のあふれ具合も少量であり、源泉の投入率が低く、循環湯の割合が高いと推測できる。源泉温度は34.1度、源泉沸出量は230m^3/日 とまずまずあるので、源泉かけ流し浴槽を作るのも可能ではないかと感じた。折角のヌルヌル湯があるのに残念。0人が参考にしています