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投稿日:2010年1月31日
肘折でここだけの泉質 (肘折温泉共同浴場 上の湯)
しゅんさん [入浴日: 2009年8月15日 / 2時間以内]
44.0点
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肘折温泉は温泉町としていい感じです。
昨年夏、高速料金が安いのでお盆の時期に車で南東北の温泉旅行に出かけました。田んぼの緑が濃く、空も青く澄み切っていて、夏の東北は風景からして最高でした。
肘折温泉は銅山川沿いの山里にぽこっと出現する小さな温泉町ですが、なんと開湯1200年!というすごい歴史。朝市(冬はやってない)や若手芸術家との交流などもあるようで、なかなか面白そうです。
三春屋の別館に宿を取り、温泉街を探索。歩くのにちょうどよい幅の道がくねくねと曲がっています。木造でしかも窓側に廊下があり、障子を開けるとそれぞれの部屋という本当に昔ながらの造りの宿が立ち並んでいます。窓の手すりには宿のタオルがかかっていて、いかにも温泉三昧な雰囲気が伝わってきます。
宿の軒下には八角形の燈篭が下がっています。これが若手芸術家たちの作る「肘折の灯り」。それぞれの燈篭には、モダンなデザインやエスニック風、和風をアレンジしたものなどまったく違う絵が描かれていて、ひとつひとつ見ていくだけでそぞろ歩きが楽しめます。また昭和12年築という町の中心にある旧郵便局も名所のひとつ。建物もステキですが中には燈篭の絵が展示されたり、コンサートなども行われるそうです。
上の湯には翌朝入りました。宿のお湯は赤茶っぽい塩化物泉なのですが、ここは透明でまったく別の源泉のようです。窓があり朝日が差す明るい浴室。お湯が熱くて最初少し苦労しましたが、湯に入るとスッキリした肌触り。朝湯に向いてます。気持ちいい~。地元のおばあさんと孫が先客。仲良く体を洗いあっています。湯船のふちにお地蔵さんがいます。そのそばには飲用のコップ。ちょっと苦い。
上の湯は炭酸成分が多く塩分が少ないため、旅館に引いている源泉と比べてさっぱりするので「冷え湯」と呼ばれているそうです。湯上りはさっぱりしてますが、「冷え湯」というわりには汗がたくさん。けっこうあったまります。0人が参考にしています
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