口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2016年8月9日)
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みどり池の畔に建つ、吹上温泉に明治45年創業した老舗宿。斎藤茂吉ら文人にも愛され、日本秘湯を守る会会員の宿でもあります。平日の午後、日帰り入浴してみました。
趣ある屋敷門をくぐると、左手に受付の建物。入浴料600円は券売機で。緑豊かな敷地には、離れの客室などが点在します。奥へと池沿いに遊歩道を進んで、先ずは男性用の露天風呂へ。
棚にプラ籠が並ぶ脱衣小屋で、ドライヤー完備。カランはなく、かけ湯槽があります。アメニティは、秘湯熊笹系。6人サイズの石造浴槽には、うっすら緑がかった透明の単純硫黄温泉(源泉名:吹上23号)が、源泉かけ流しにされています。泉温59.6℃を、42℃強位で供給。PH9.0で、肌がツルツルする浴感です。口に含むと、硫黄臭がしてエグイ味。池を眺めつつ、貸切状態でまったりできました。
続いて、手前の男性用大浴場へ。棚に籐籠が並ぶ脱衣場で、ドライヤーも完備。浴室に入ると、両サイドと手前に6人分のカランがある洗い場。アメニティは秘湯熊笹系。窓際に、12人サイズの石造内湯があり、微かに緑がかった透明の単純硫黄温泉(源泉名:吹上21号と共同源泉を混合)が、源泉かけ流しにされています。自家源泉の泉温が36.4℃と低く、町の共同源泉と混ぜて使用(宿の公式HPに記載)。湯温も42℃強位と絶妙。自家源泉はPH9.0ですが、こちらも肌がツルツルする浴感です。口に含むと、やはり硫黄臭がしてエグイ味。黒い湯の花も舞っています。目の前には、大きなガラス窓越しに、池を望む景色。露天に続き、ここでも貸切状態でのんびりできました。
是非泊まって、部屋や料理、静けさに包まれる夜の露天風呂など、楽しんでみたい宿です。
源泉名: 吹上23号
主な成分: リチウムイオン0.3mg、ナトリウムイオン82.3mg、アンモニウムイオン1.3mg、カルシウムイオン2.6mg、フッ化物イオン12.0mg、塩化物イオン30.7mg、水酸化物イオン0.2mg、硫化水素イオン30.1mg、チオ硫酸イオン1.0mg、硫酸イオン0.4mg、炭酸水素イオン123.3mg、炭酸イオン21.0mg、メタケイ酸45.3mg、メタホウ酸6.8mg、遊離二酸化炭素0.2mg、成分総計360.3mg
源泉名: 吹上21号
主な成分: リチウムイオン0.3mg、ナトリウムイオン68.5mg、アンモニウムイオン1.0mg、マグネシウムイオン1.7mg、カルシウムイオン7.1mg、ストロンチウムイオン0.2mg、マンガンイオン0.2mg、第一鉄イオン5.9mg、フッ化物イオン7.7mg、塩化物イオン18.6mg、水酸化物イオン0.2mg、硫化水素イオン12.1mg、チオ硫酸イオン1.4mg、硫酸イオン33.5mg、炭酸水素イオン103.7mg、炭酸イオン15.0mg、メタケイ酸36.2mg、メタホウ酸3.3mg、遊離二酸化炭素0.2mg、遊離硫化水素0.1mg、成分総計318.6mg
なお、共同源泉の分析書は掲示がありませんでした。35人が参考にしています
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お湯はホントにいいのですがねー。
この温泉場の湯上り後の素肌感が個人的に忘れられなくて、指宿から遠回りして今回三度目の当地立ち寄りです。
別源泉の黒湯に魅かれてこちらへ。
結果は結構残念だったかも。
単刀直入ですが、受付の対応・・・、掛け流しに拘られる割には・・・、トイレ・・・、施設・・・、コスパ・・・、・・・。
秘湯・・・の宿には結構宿泊もしたんだけどな。
相方の女湯では、十人中十人が・・・、だったそうな。
休日で噂で結構な人数の方が来られてました。
ホントにいいお湯なのですから、あえて辛口でした。
23人が参考にしています
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知名度は高くないが秘湯を守る会の西の雄。熱い硫黄泉は入り心地よく、そして食事が美味しい。
吹上温泉と言われて、温泉を巡っている私でさえ場所が分からなかった。鹿児島市からは車で1時間半程度かかるかなり外れたエリアにある。大晦日に泊まる宿を探していて予約したのだが、これが正解だった。宿は大きな池を囲むように作られており各部屋が離れのようになっている。お風呂は離れの部屋を出た別棟にあり、広めの内風呂と開放的な四角形の露天風呂が別々にある。内風呂・露天ともに硫黄の香りがするが、成分表上は硫黄はほとんど含まれていない。pH 8.9, 成分総計527mg/kg。Na-塩化物・硫酸塩泉。刺激は少ないが、ほどよいお湯の香りがあり非常に鮮度の楽しめるお湯である(露天風呂はかなり熱くそれどころではなかったが)。
料理は決して凝ったものではないのだが純粋な和食でとてもおいしく、同行者たちも喜んでいた。朝起きたら正月だったので女将が娘さんを連れて挨拶をされた。そんな旅館も始めてだった。28人が参考にしています
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週末で2部屋しか貸切は無かったので混むかな…と思いましたが、昼過ぎだったので空いてました。
入った感想は湯船が大きくてロケーションが良くて気持ち良かったです☆
やはりシャワーが無いので髪を洗ったりは面倒かなぁと思いました。
あと、受付の女の人はすごく感じが良かったけど帰りの男の人が電話に夢中で受付に人が立っても気付かず笑い話を続けて待たされたのが不快でした。26人が参考にしています
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鹿児島の旅の2泊目は、ここみどり荘でした。全室離れで8室しかない落ち着いた宿です。今回は斉藤茂吉が逗留したという「もみじ」に予約を入れました。「もみじ」はみどり荘でも一番高台にある部屋で、その分、石段を登らねばなりませんので、やや不便ではあります。築80年は経っているそうで、手は入れられてはいますが、すきま風が入ってくるなど、それ相応の古さを感じさせる部屋です。下の部屋はリニューアルされていますので、きれいな部屋にお泊りになりたい方はそちらを選択されるとよいでしょう。
お湯は抜群です。無色透明ではありますが、ほんのりと硫黄のにおいがして、浴感は滑らかです。地元の日帰り利用の方が吹上温泉の中ではここが一番の泉質だとおっしゃってました。それだけのことはあります。内湯、露天風呂とも風呂場に風情があり、内湯は脱衣場も時代を経た良さが染み出ていました。
食事もよく、前日泊まったおりはし旅館よりもこちらの方が洗練された感があります。特に汁物の味がよく、汁物にはうるさい娘もたいへん喜んで食しておりました。
あらゆる点で満足度の高い宿で、是非再び訪ねてみたいと思いました。こちらもお勧めです。27人が参考にしています
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露天も大浴場もみどり池のほとりにある。みどりの中での湯浴みがここの売り。特に露天はその感が強い。温泉はやや温度が高いが、しゃきっとする浴感が素晴らしい。
立ち寄り湯の場合、そっけない応対にちょっとガックリする。人手がないからか、ありきたりの応対でしかない。もっとお愛想を言えばリピーターも増えると思うのだが、そんなのはお構いなしのようだ。
温泉の良さとそれをとことん守り抜くことが、お客への最大のサービスと考えているようだ。25人が参考にしています
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温泉仲間の評価が高い宿。今回鹿児島の出張があったのでさっそく出かけてみました。いつもならトップで宿に入るのですが、今回は仕事が長引き6時前に到着。食事を6時半に設定してすぐ風呂へ入りましたが、妙に込み合っている?ここは10室前後でこんなはずは…と表示を見ると外来入浴が7時半まで。この日は土曜日だったのでどっとお客が押し寄せた模様です。自分もよく日帰りをするので文句は言えませんが、癒し系の宿でこれは少しきついのでは…。せめて5時ぐらいにして欲しかったですね。
うまいビールを飲みたかったのでとりあえずチャポンと入ってすぐ出ましたが、なんか納得が行かずで、さっさと食事も済ましました。
ただ、静まったころに風呂へ入ると黒い湯の華と、強烈な硫黄臭が体を包んで、名湯であることを証明。ヌメリの成分も多く、お湯は全国でもトップクラスだと思います。全室が離れになっているのも良しで、これで一万円台の値段なら文句は言えないかも知れませんね。25人が参考にしています
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敷地内に大きな池があり、露天はその池を眺めながら入るように作られている。これが無色透明のいい湯。少し泉温は高めだが、いい気分で湯浴みが楽しめる。大浴場があるが、そちらには一度だけ入ったきりで、訪れるたびに、露天風呂を楽しんでいる。
ここは食事もおいしい。特に蒸し鳥が印象的である。旅館の若女将によると、ご飯もお米を特別に作らせたものだというが、私の味覚が狂っているのか、あまりおいしいとは感じなかった。
とにかく、一部屋一部屋が離れになっていて、落ち着く宿である。24人が参考にしています
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鄙びた吹上温泉の中でも、殊に静閑な場所にあり、眼前に大きな池を望むロケーションはなかなか良いです。他の方も書かれていますが、泉質はかなり良く、とても疲れが取れた印象があります。
が、訪れた季節が良くなかったのか、眼前の池から大量発生した蚊に何処にいても襲われてしまい、ゆっくり逗留どころではありませんでした(汗)。特に露天風呂で気の休まる一時はありませんでした。何とも残念…。あと一点がっかりしたのが食事に個性が感じられなかったこと。宿泊料金は決して安いものではなかったこともあり、薩摩の郷土料理に少なからず期待をしていただけに、蟹グラタンは予想外の展開でした。全体的に何処でも食べられそうなメニューだったと記憶しています。
宿の方々のホスピタリティは高かっただけに、食事にもう少し郷土色を出されたら良いような気が個人的にはしました。4人が参考にしています
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