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投稿日:2008年7月30日
ロケーションは良好なものの (香肌峡温泉 いいたかの湯(かはだきょうおんせん))
zuramasaさん [入浴日: - / - ]
33.0点
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尾鷲への釣行の帰りに立ち寄った。平日の夜の入浴。「赤湯波の湯」と「局の湯」の2つが男女日替わりとのこと。私が入ったのは赤湯波の湯である。
新しい施設らしく、大変清潔で場内の雰囲気はいい。エントランス回りも浴場内も雰囲気がある。600円でタオルつきという設定も嬉しい。受付応対も良好。内風呂は大浴槽とサウナに水風呂、薬草風呂に釜風呂(甕風呂)に晒し首のような蒸し風呂。露天は大浴槽に打たせ湯にマキ風呂(大きめの樽風呂)とある。
さて湯質であるが、もともと低張性の湯を加水しているため、浴感や臭いはほとんどなし。循環+塩素消毒のため、塩素臭はある。泉質は含二酸化炭素ナトリウム塩化物炭酸水素塩冷鉱泉とあるものの、人為的所作によって劣化されているため、特徴のない湯になってしまっているのが残念。これでは「水道水を沸かした銭湯」や「大きな浴槽の家庭風呂」とどう違うのか疑問が残る。釜風呂は「掛け流し(オーバーフローを再利用しないという意か)」とあり、塩素臭は弱めに感じたものの、やはり浴感は皆無。不快感はないのだが、ものたりなさが残る。
また、色々な浴槽があるが、温浴槽(露天大浴槽・大きい樽風呂・室内大浴槽・釜風呂)はどれも同じ状態の湯がサーブされており、浴槽ごとの特徴は感じない。ぬるい湯、熱い湯、濃い湯などの違いを持たせるだけでも印象が変わるのだが。
ロケーションや「箱」そのものは良好であるし、人の応対も合格点だと思う。残念なのは湯の状態。これに尽きる。施設設計者の経験が足りないためか、経営者の配慮不足か。1人が参考にしています
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