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2006/05/03入湯。
意識的に少し和の古色を出した、新しくて清潔な施設です。
掲げられている説明書によれば、浴槽内の衛生管理のために循環濾過装置は利用(湯出口は源泉かけ流し)しているそうです。ただし、「気温の低い時間、浴槽内のみ加温(源泉は加温しません)」とありました。少々わかりづらい説明ですが、「浴槽内の湯は、時によっては循環濾過させて加温することもあるが、源泉は加温や濾過せずに浴槽に常に掛け流されている」という意味だと解釈しました。
湯質は無色透明やや温泉香がしますが、正直あまり個性が感ぜられませんでした。しかし、内湯(長方形の浴槽が2つに縦割りされています 41℃)も露天風呂(41℃)も、頃合いの湯加減でゆったりと浸かれます。カランは9つ。シャンプーや石鹸類はありません。
脱衣所にはキーのあるロッカーはありませんが、ホールの湯暖簾(のれん)横に、無料の貴重品入れがあります。洗面所は3つ。ドライヤー(2)。
入浴料300円ということを考えると、ぜいたくを言ってはバチがあたりますが、露天は屋根付きでグルリを塀が囲んでいますので、ほとんど開放感がありません。それと、内湯でも飲泉ができるのはよいのですが、コップを洗ったりする場所がなく、飲んだあとは湯船に流れ込む源泉ですすぐしかないのは、いかがなものかと(湯から出て洗い場まですすぎに行く方は皆無)…
皆さんの口コミを見ますと混んでいるという方が多かったですが、私が訪問した時間(午前11:30)ころは、内湯、露天ともに3~4人程度でした。ただし次々と人が入ってはきました。また、少し我が物顔で振る舞う地元の方がおられるというような口コミもありましたが、私の時はみなさん淡々と湯を楽しんでおられました。いずれも、時期や時間、男湯か女湯かなどによって違うのでしょうが、恐る恐る入った割には、ホッと一安心の湯でした。
格別個性的ではありませんので一浴の価値はありますが、再訪したいかと問われれば否と答えると思います。しかしコストパフォーマンスは抜群ですから普段使いの温泉としては、なかなか良いのではないでしょうか。近所に住んでいたら足繁く通うと思います。3人が参考にしています