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投稿日:2016年5月22日
まるで田舎の共同浴場 (鎌ヶ谷浴場(閉館しました))
baka123456さん [入浴日: 2016年5月22日 / 滞在時間: 2時間以内]
44.0点
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33.0点
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55.0点
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0 - 点
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0 - 点
普通の銭湯と思って、鎌ヶ谷付近で最後に行ったのですが、実はとんでもない激渋銭湯でした。
千葉県のパンフで「駐車場あり」ということだったので車で行きましたが、近くに真っ赤にさびた煙突が見えるのにたどり着けず、千葉銀行脇のコインパーキングに止めて歩いてゆきました。
そうしたら、実は民家と勘違いして通りすぎていたことに気づく。
料金は370円と協定料金より大分安くしてくれました。
番台式、柱時計、鉄の体重計、古い冷蔵庫、籐籠、天井扇風機などのレトロアイテムを備えます。
トイレは水洗ではなく「くみ取り式」、脱衣所でたばこが吸え、番台のおじさんも吸っておられました。
浴室はペンキ絵はなくシンプルです。
すごいのはカランです。
15個しかなくシャワーも無いのですが、蛇口は鉄ではなく「真鍮」で出来ており、ボタンは赤青ではなく真鍮の釦に「湯」と「水」の文字が掘ってあるという本当の時代物です。
こんな銭湯は初めて経験しました。
浴槽は2槽に分かれていますが下はつながっており温度は正真正銘、温度計の示す46度以上はあるという激熱です。
じっとしていれば30秒くらい我慢出来るのですが、湯をでた瞬間に火傷をしたみたいに足がひりひりするので、2回入浴だけでやめました。
先客は2人、やがて私1人になりました、もう少しぬるければゆっくり出来たのにというのは残念でした。
昔のやり方を変える気など毛頭無い感じなので、レトロファンなら遠くからでも来る価値のある貴重な銭湯の一つである一方、風呂として考えると熱すぎて入れないというのは致命的な気もするので、評価は難しいところです。
(熱いだけなら、野沢や渋温泉だって熱すぎるけど)
個性と雰囲気は5点ですが、まあ1点減じて4点としておきます。14人が参考にしています