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お湯はすごくいいです、濃い白濁のたっぷりとした湯に、強い硫黄臭。これぞ温泉!という感じです。開放感ある露天風呂と、種類豊富な内湯。温泉三昧を楽しめます。
でも、宿全体のカラーは個人的には苦手です。湯治場として歴史ある宿のようですが、どうしてそのままの方向で経営しなかったのかな?と思います。湯治場の鄙びたたたずまいは感じられません。せっかくのいいお湯なのに、そこかしこにある「俗な感じのもの」には落胆させられました。スキー客相手なのか、よくスキー場にあるようなうらぶれた軽食コーナー。オーナーの歌謡ショー。方向性を誤ったとしか思えません。
立ち寄り湯としての利用だったら、鄙と俗が入り混じった変な磁場も一興ということで楽しめる余裕はあるかもしれません。が、宿泊はもうお腹いっぱいです。お湯がいいだけに惜しいです。万座で別の宿を探します…。
あと、こんなことを書いていいのかどうか迷ったのですが…。宿泊で早めのチェックインを予定なさっている方は、万座入りする前に、下界で必ずコンビニに寄って、お菓子やおにぎりなどを買っておかれることをお勧めします。チェックイン後、夕食までお腹が持たずに何か食べたい!となったとき、手元に何もないと、あのうらぶれた軽食コーナーのお世話にならなければならず、非常に寒々しい気持ちになってしまうからです。かく言う私も、同行者がお腹が空いたと言うのでお付き合いで行ってきました、軽食コーナー。味は…お察しください(笑 というより味以前に、席に座っているだけで気分がどんよりメルトダウンでした…。宿泊者はお菓子必携です。1人が参考にしています