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08'7/24の木曜日---万座・湯の花旅館に一泊した帰りに立ち寄り、やっちゃいました---初めての、「時間湯」体験!(^o^)/
いや~ 骨休めのための旅行なんだから今度こそ風呂の入りすぎは慎もうと思っていたのに、やはり・・・やっぱり万座からの帰りに草津を素通りすることはできませんでした。
早朝、まず「白旗の湯」の再訪を果たし、その湯質の良さにまたもやびっくり。
つづいて、翁の湯でも訪ねるかと思っていたのですが、「千代の湯」の脇を通りすぎた際、たまたま「時間湯」という文字が目にとまりました。
前日、万座の湯治宿「湯の花旅館」に泊まったせいで、湯治・病気といった観念が心に染みやすくなっていたのかもしれません。
さらによく読むと、本日第一回目の時間湯は9:00開始とか。
いまは、am8:20---これは、申し込まずばなりますまい(-.-;)
普段いったことのない、奥の木扉のインタフォンを押して、出てきた女性にその旨を伝えます。すると、わかりました、では9時の5分前にもう一度きてくれとのこと。
で、いささかワクワクしながら時間に訪ねると、ありゃ、出てきたのはさっきの女性です。
僕は、しゃっきりした大工さんみたいな粋な男性の湯長さんが指導するもんだとばかり思っていたのですが、今回指導されるのはその女性の方だとか。しかも、時間湯のほかのお客は誰もいないと聞かされて、(そりゃあそうです。いくら草津といってもなにせ平日の朝イチですからね!)若干動揺しましたが、(やっぱ、マンツーマンで綺麗な女性の前ですっ裸になるのは、ちょっと恥ずかしいですからネ)でも、ここまできて体験しないのはもったいなさすぎ、体験続行の決意を新たにします。
で、時間湯のビデオを見たり、水分を補充したり、待合の個室で準備してると、いよいよ時間湯のはじまりはじまり!
がらっと湯長のおねーさんが扉をあけると、おお、これは写真で見た通りの時間湯の施設じゃないの。見事なり。歴史を感じさせる大きな細長い風情たっぷりの湯舟がどドーン。
まず、神棚にむかって一礼一拝。
あと、この日は湯温がいつもより低いというので、湯もみはしないこととなりました。
裸ン坊で湯舟の前にぺたんと座り、頭に手拭いを被り、傾げた後頭に手桶でざばざば60杯。60杯はかなりの数です。腕もくたびれるし、それにやっぱり60杯もかぶるとうだってくるのです。
すると女性の湯長さんの声が凛と鳴る、
「したくがよろしければそろそろまいりましょう!」
「おーッ」
「そろって三分!」
「おーッ」
「改正の二分!」
「おーッ」
「ちっくりご辛抱!」
「おーッ(だんだんうだって声が枯れてくる)」
「辛抱のしどころ!」
「お、おーっ・・・(ややヘロヘロ)」
「さあ、効きましたらそろそろあがりましょう!」
「お、おー・・・(もう死にそう)」
湯長さんのこうした指導の掛け声にあわせて入浴するのが、草津伝統の時間湯という制度なんですね。入浴時間は三分きっかり。ところがこの三分というのが、やってみると案外長い。しかも、この日のお湯はそれほど熱くないというのに、指先から(特に足指)じんじん効目が伝わって上ってくるのが分かります。これは凄いや。
「うわ~ 湯長さんスゴイ、これは・・・コレは効きますよ!」
ヘロヘロイーダちゃんはもう感激。
「そういっていただけると嬉しいですね」
と湯長さんはにっこり笑って・・・。
いや、面白かった(^^)ただひとつここで忠告を。時間湯を経験されたい方は、バスタオルをもっていくことを是非お奨めします。時間湯の際には男女混浴になるので、特に女性には必要でせう。あと、水分補給のためのペットボトル。時間湯の際にこれがないと危険だというので、時間湯の際に購入しなくちゃいけません。
さらには体調不安の際には絶対厳禁ですネ。あ。時間湯の前には入念な体調チェックがありまする。お酒なんて召してますと絶対はねられますからそのヘン御注意(^o^;>
では用意が整いましたなら皆さん、歴史の香りたんまりの時間湯へ、ゴーイング・トゥー・ア・ゴーゴー!1人が参考にしています