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青森県三沢市にも同名のモール系ウーロン茶色の温泉銭湯がありますが、こちらは北津軽郡板柳町にあるナトリウム系塩化物泉の温泉です。油臭がすることでも知られており、ファンも多いようです。
施設前には林檎畑が広がり、その奥にお岩木山が鎮座するという荘厳な景色が楽しめます。秋に訪問すると真っ赤に色づいた林檎が鈴なりに実っていて見事というほか有りません。
敷地内には立ち寄り部と旅館部、それとグループ経営と思われる老人福祉施設の建物も並列されていました。受付周りはいかにも青森の温泉銭湯といった趣で、わたしが女将だよと言わんばかりの貫録を醸し出すお婆ちゃんに料金を払っていざ浴室へ。
お風呂のラインナップは内湯に露天の二つに大別されます。内湯には打たせ湯や水風呂に近い温湯の小浴槽もありました。メイン浴槽は7:3の二分割でそれぞれ体感43度、44度強、サラスベした板柳地区特有の煎茶笹にごりの湯が掛け流されています。鮮度抜群で油臭も強めです。茶色っぽい湯の花も舞っていました。カランにも温泉を使っている実力派です。
受付のお婆ちゃんのお話ですと源泉は熱めと温目の二つ有り、両方混ぜて使用しているとのこと。旅館部では熱めの源泉だけを使用しており匂いも強めだそうです。
続いて露天エリアへ。屋根掛けのしてあるコンクリ5人サイズで、こちらも鮮度の良い湯が多量に投入され泡付きも確認できます。体感43-44度弱でやや熱めです。特に景色がみえるわけではありませんが外気のもとで入浴するのは気持ちの良いものです。前回の訪問ではなぜか足長蜂が大群で飛び回っているというアクシデントもありましたが、温泉ど根性を発揮し入浴を果たしました(笑)。
青森のマイ湯めぐりレギュラーに即刻決定した施設ですが、次回は宿泊を狙っています。是非とも濃い源泉の旅館部に宿泊してみたいです。しかも風呂付の部屋も同じ料金で泊まれるようなので、これは要チェックです。10人が参考にしています