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大浴場を期待していかれる方には、温泉なのに、温泉のことがあまり誉められないのは寂しいが、オーナーの何とかしてお客さんの喜ぶものを揃えたいとの思いが伝わってくるので、野趣を求めるむきには上々な温泉と言える。
ともかく、宿泊費の8割以上を料理に投入していることは間違いない。この宿のメインは食事である。しかも美味しい。
これでもかというくらい、北海道(どさんこ)料理のオンパレードである。しかも10時間位かけて食べてくださいねと言われる話が嘘でないことは、一杯丸ごとの毛がに、うに、海老、イカ、ホタテなどが、一度温泉に入ったあとで残りを平らげようとしてもできないくらいの量で圧倒された。
朝食にも毛がにの味噌汁など、朝なのに、またまた、ご馳走が、食べきれないほど並ぶ。
帰りに見送ってくれるオーナーの笑顔を見ながら、この店、本当に経営は大丈夫だろうかと、首をかしげながら帰路のハンドルを握ったことを思い出す。4人が参考にしています