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投稿日:2009年6月10日
ホテル内のバスタブに急げ! (天空の湯)
tamaさん
[入浴日: 2009年5月28日 / 滞在時間: 1泊]
44.0点
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はっきり言って此処のウリは「天空の湯」ではなく、宿泊施設内の「ユニットバス」です。
これは冗談ではないよ。
現地に着いてから、勿論まず「天空の湯」に入りました。
外湯は眺望が頗る良く、盆地や扇状地等の地学的生成過程を考察しながら(考察ってのは嘘だけど、そういった地形がはっきりと見えて面白い)、ゆったりとした入浴を楽しめましたが、お湯自体はそんなに言うほどのこともなく、普通でした。
内外とも、わずかに塩素の臭いが感じられるのが残念でしたが、しかしまあこれも普通で、あまり気になる事もありません。
内湯のシャワーなど設備面でややへたりがありましたが、充分許容範囲です。
ということで、なかなかいい感じでしたけれども、全体的には平均的普通の湯であり、従って「天空の湯」だけであれば、まあ3★です。
「天空の湯」でひとっ風呂浴び、ワインカーブでワインの試飲など楽しみ(此処は凄いぞ。僅かな料金で、カーブ内にある全てのワインを試飲出来る。皆さんも是非行くべきだ)、隣接するホテルの建物に入ると、廊下の壁に「このホテルの客室のお風呂は温泉です」みたいなことが書いてある。
へえーっ、そおかぁ。
ほんとかな?
ユニットバスに入ると、ユニットバスにしてはやや大きめのバスタブがあり、確かに「温泉 高温注意」と書いた札がぶら下がっている蛇口があるじゃあありませんか。
壁面にも「この風呂には温泉が引かれているぞ」と(やや自慢げに)書かれた掲示もしてある。
ふんふんと言いながら蛇口を捻ると…、これは凄かった。
蛇口から温泉が噴出するやいなや、速攻で硫黄のいい香りが浴室に充満し、お湯にさわってみると、かなり熱く、かなりぬるぬる。
あまりに熱かったため、そのままでは入ることが出来ず、兎に角はやく入りたかったので、残念ながら少し水でうめて早速入浴してみると、これは本当に素晴らしかったです。
源泉を、加熱のみの状態で各客室に引いているものと思われますが「天空の湯」に比べることが馬鹿らしいほどに、いいお湯でした。
水で薄めるのが勿体ないため、あとでお湯を入れ替え、少し自然に冷ましてから入りましたが、そのぬるぬる感は、赤石温泉白樺荘に匹敵するものです(白樺荘は極めて残念なことに2009/6/14で廃止移転しました。痛恨!)。
バスタブに浸かると目に入っちゃう便器の存在を割り引いても、4.2★の4★です。
バスタブにもう少しの広さと深さがあり、掛け流しが実現できれば(ユニットバスの構造上、出来ないです)、4.5★の5★になる所です。
ぶどうの丘の総合評価としては4★です。
しかし循環させてへたってるお湯と、新鮮なお湯の違いって、本当に大きいんですね。
実感しました。4人が参考にしています