とっぷ さんて大洋の口コミ情報鹿島灘を眺める黒湯温泉

海の見える温泉というと、関東では湘南や房総方面を思うのが普通。
しかし実はそっち方面は車が混む、茨城であれば大概空いていて、距離の割には快適に行けます。
北茨城、日立、大洗周辺の温泉などから海が見えるようですが、最南部だとここかしら。

入館料８５０円は安くないが、トレーニングルームを使えるのと、１００円余分に出すとプールにも入れるので「元気な方」は元を取れるでしょう。

まずは鹿島灘を眺望する露天。
エル字型の大きな浴槽で、透明度３センチくらいのかなり濃い黒湯です。
「ナトリウムー塩化物泉」を加温、循環、消毒していますが、塩味とヌルヌル感、微かに臭い（モール臭？）がします。
成分の泡や油膜が浮いていて温泉らしさが感じられました。

あと露天には、以前は喫煙所だったのかな？ 「禁煙」と書かれた、無駄な小部屋があります。

内湯は、小さめの温泉浴槽があり、あまり違いは分からなかったけれど、こちらは加水もしているそうです。
あと、大きな白湯浴槽、小さめのサウナと水風呂です。

レストランもあり、一番安い５００円のワンコインランチにしてみたが、豆腐と野菜を中心にした健康食で、さすがに物足りなかった。
腹一杯にしたいなら、好きな単品に２１０円の定食セット（ご飯、味噌汁等）を付けるのが良さそうです。

畳の座敷があってゴロ寝が出来、さらにフィットネスルームでも寝られるので休憩所は十分。
無料の冷茶サーバーがあるのも嬉しい。
ただ、田舎なのに最近のブームに乗って、喫煙所が外部にしかないのが難点です。
平日でしたが、夏休みの孫を連れた老人など、結構賑わっていました。

茨城は「温泉無し県」と言われますが、近くには掛け流しの「北浦荘」、２つの源泉を持つ「ほっとパーク鉾田」などがあり、
鹿島周辺は温泉の宝庫と言えましょう。