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07' 6/4、孫六温泉に立ち寄りした次に、こちらに立ち寄りしました。黒湯で前日一緒になり、また今朝も孫六で一緒になった川崎リフレッシュ会社員さんの強いお勧めに誘われたのです。
いやー 小学校の校舎を改装しての旅館っていうのは、これはもう乙ですよ。実際見てみると「校長室」なんて書いてある部屋があったり。もー 風情ありすぎ。たまんないっス。
こちら、広い内湯の通路を抜けると露天につながります。露天には薄茶の湯船がふたーつ。ただ、内湯寄りの巨大な浴槽は狂ったようなあっちち湯で、誰も入っていませんでした。主に、外よりの、ちっちゃいほうにみんな入ってましたねえ(^.^;>
あ。こちらの湯で御一緒した同郷横浜の紳士に面白い話を聞きました。彼、05'の「鶴の湯」の雪崩事故の際、たまたま現場に居合わせたというのです。あれ、女湯で起きた雪崩でしたよね? ひとり、若い男性が亡くなったと新聞には報道されただけだったのですが、実際には雪崩に埋まってしまったのはそれどころではなかったそうなんです。湯浴み中の女性も何人か埋まってしまい、しかし、その露天にたまたま現役の看護師さんが居合わせて、お湯でとっさに雪に穴を穿ち、そこに堀りだした女性たちを次々と横たえ、人口呼吸と心肺マッサージ・・・あと、男性客のなかにも非番の機動隊員が偶然居合わせて、男性客の即席のスコップ隊を熱く指揮してくれていたそうです。
新聞に載らない記事の裏側には、こーんなひと知れないドラマがあったのだなあ、と思って、なんか感無量でありました。
ただ、続いてのこのお客さんの話には心がドローンとなりました。それは、千北市の財政事情。こちら千北市では、財政事情が「第二の夕張か」というくらい悪化してるというのです。乳頭の各温泉温泉も懐具合はそうとう苦しいんじゃないか、という考えは僕の心を暗ーく染めました。
こーんな素晴らしいお湯を守るためにはどうしたいいんだろう?
ハンドルを握ってもそのことをずっと考えていましたねえ。1人が参考にしています