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北の大地に訪れる春が遅いのを物語るような新緑の山間に囲まれた鄙びた湯の小屋でした。澄み切った、からっとした空気と爽やかな森林の緑が、適度な温さの湯とともに心身のつぼを優しく揉み解し癒し感満点です。露天は温め、内湯は熱めの湯がかけ流されています。ほんのり白く濁った湯は、新鮮で、すべすべ感のある体の芯から良く温まる温泉です。湯上りもしっとり感が持続します。無粋と言われるかもしれませんが、いくら新鮮な湯の証とか毎日清掃しているとか掲示されていても、苔でヌルヌルした岩の露天風呂は感心しません。某新書に、ここの源泉かけ流しへのこだわりが賞賛されていて、行く前から☆五つと思っていたので、少々期待を裏切られました。
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