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投稿日:2021年11月27日
熱った身体を冷たい源泉風呂で交互浴… (石和名湯館糸柳)
きくりんさん [入浴日: 2020年12月7日 / 2時間以内]
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熱った身体を冷たい源泉風呂で交互浴
明治12年(1879年)に料理宿として開業した、石和温泉の駅前通り沿いに佇む老舗旅館。明治の終わりに鉄道が開通したのをきっかけに駅前に移転し、以前この地に植えられていた糸柳に因んで、現在の屋号にされたのだとか。平日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料は1100円(大小貸しタオル付)は、玄関を入って左側のフロントで。右手に廊下を進み、突き当たりを右折した奥に男女別の大浴場「湯美苑」があり、男湯は右側です。
棚に籐籠とコインレス鍵付きロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右手に10人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、馬油系とPOLAのアロマ系です。
窓際に3人分の寝湯スペースのある15人サイズのタイル張り木枠内湯があり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 糸柳の湯)が、サラサラとオーバーフローしています。泉温32.0℃を加水なし・加温ありで、42℃位で供給。PH9.0で、肌がスベスベする浴感です。四角い石の湯口から注がれ、ほんのりと塩化物臭がしてまろやかな味。温度を一定に保つため循環・消毒ありですが、消毒臭は気になりません。循環・かけ流し併用なのでしょう。
また洗い場との仕切り壁の下に、1人サイズの石造り浴槽「源泉風呂」があり、こちらは加温なし。湯温は32℃位と冷たいので、内湯で熱った身体に交互浴が気持ちいいです。
続いて、外の露天風呂へ。右側奥に、半屋根付きの8人サイズの岩風呂があり、湯温は42℃位。巨石を配し、所々に腰掛けられる岩も沈んでいます。また手前には、4人サイズの石造り木枠浴槽があり、湯温は41℃弱位。石灯籠や庭園、信楽焼の狸の置物を眺めつつ、貸切状態でまったりできました。
そういえば今回は利用しなかったのですが、同じグループの「くつろぎの邸 くにたち」でも見かけた天然温泉薬石浴「嵐の湯」が2020年8月24日からこの宿にも併設され、ガッツリとデトックスできる魅力が増えています。
もともと料理屋を起源とする宿だけに、一度は泊まって山梨の旬の味覚を堪能しつつ、宿泊者専用の貸切風呂「奥の湯・万葉の湯」にも是非入ってみたいですね。
主な成分: リチウムイオン0.1mg、ナトリウムイオン59.2mg、アンモニウムイオン0.1mg、カルシウムイオン2.5mg、アルミニウムイオン0.1mg、フッ素イオン0.1mg、塩素イオン33.5mg、臭素イオン0.1mg、ヨウ素イオン0.1mg、水酸イオン0.1mg、硫化水素イオン0.4mg、硫酸イオン22.2mg、リン酸一水素イオン0.3mg、炭酸水素イオン41.9mg、炭酸イオン20.6mg、メタ亜ヒ酸0.3mg、メタケイ酸70.7mg、メタホウ酸3.9mg、成分総計0.257g21人が参考にしています