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投稿日:2025年6月1日
鉱泥白濁酸性硫黄泉 … (いろり湯の宿 大阪屋)
たこさん [入浴日: 2025年6月1日 / 滞在時間: 1泊]
55.0点
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33.0点
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鉱泥白濁酸性硫黄泉
福島県猪苗代町、中ノ沢温泉街の旅館です。土曜素泊まりで宿泊利用しました。
この界隈の白濁硫黄泉の宿を探していたのですが、なんかよさげで穴場感があったので、こちらをチョイス。当日は大雨、高湯温泉から山越えコースで訪問、本当は素晴らしい景色をといいたいところでしたが土砂降りで散々たる景観だったのが残念でした。
さて、かなり年期のある旅館で、受付してくれたおじいちゃん、申し訳ないが方言がきつすぎて関西人の私には何を言ってるのかよくわからず愛想笑いと何度も意思疎通を試みました。車は向かいの一軒家のガレージみたいなところに8台位駐車出来ます。
部屋はまあ、正直年期が凄いです。ただ清掃状態は良好。トイレも別に特段臭くは無かった。気になったのはエアコンがお陀仏寸前で、この季節なので事なきを得たが、そろそろ変えたほうが良さげなレベルでした。また相当節電されているようで、なんか薄暗い感じはしました。
さて温泉ですが、内湯は洗い場3つでシンプル、主浴槽1つのみ。露天がなかなか広く、内湯のベランダから、または別露天入口から入室可能、写真のような感じでなかなか広い。また洞窟風呂が併設されており、ここが一番心地良かった。
泉質に関しては、典型的な酸性硫黄泉で、硫化水素臭がプンプン匂いますが、実は湯舟の中は鉱泥が凄く、粘着質ではなくサラサラした鉱泥・湯花がたくさん沈殿しており、こちらが極端な白濁と匂いを発している模様。なお清掃状態はいまいちで、鉱泥以外に落ち葉等がかなり堆積していて、こちらは清掃してほしい感じです。岩が滑りやすく、湯の透明度は3cm位しかないので、底が見えづらく、結構危ないです。
ただし湯自体はこんこんとかけ流し利用され、飲むと玉川温泉のような強酸性味、利用者も少なく鮮度は悪くありません。また露天風呂は外気との関係で39度位しかなく、無制限で入浴出来る温度に仕上がってました。
湯あたり気味になり、夜9時には就寝、24時間入浴可能なので、3-5時にもまた入浴、ずっと貸し切り利用で朝を迎えるのは贅沢の極みかと感じました。
関西には酸性白濁硫黄泉、ドス黒モール泉がありません。故にこの種の源泉には特別な思いがあります。有名処も良いですが、こういった穴場の施設をまた探求していきたいなと思いました。9人が参考にしています