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投稿日:2010年9月20日
まさに野湯。強烈な酸性&硫黄 (沼尻温泉元湯(閉館しました))
かとぅんさん [入浴日: 2010年9月20日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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9月の連休、噂の野湯に行きました。
猪苗代ICから車で40分。沼尻スキー場下のリフト乗り場から、スキー場の中を縫うように続くダート道を一番上まで走っていくと、一番上に駐車スペースがあります。このダート道がくせ者で、コンパクトカーでも行けますが、やはりできたら車高の高い車がいいですね。
駐車場からは、山の上を回っていく登山道のルートと、比較平坦なルートがあります。平坦なルートの入口には「危険地帯・湯元からは致死量を超える高濃度の硫化水素が…」と、それは恐ろしげな看板が出ています。この看板から奥へ、荷物リフトと温泉街への湯導管に沿って歩けば、約20分で湯元まで到着します。ただし途中何カ所か道が崩れかけていて、登山の経験があれば楽ですが、経験のない人は心構えて行った方がいいと思います。白糸の滝、という見事な滝があって、湯元はその少し奥です。
私が入浴したのは、荷揚リフトの廃墟の少し上です(写真)。川の温度はそれほど高くないのですが、湯導管から大量の源泉が流れ込んで加わり、滝壺のようになって適温になっていました。もっと奥へ行けば、某雑誌に載っていたような湯ノ花採取場での入浴ができたのかも知れませんが、硫化水素が怖いので、一番最下流で入浴できそうなところで入りました。
お湯は(川の水で薄まっているはずですが)、かなり酸っぱく、そして源泉のお湯自体は熱湯です。川の水と源泉のちょうどいい場所を見つけて、半身浴~全身浴できます。硫黄の臭いが強烈。しぶきが目に入ると染みて痛い…。ほんの数分で全身が硫黄臭になってしまいました。そして開放感。私たちの前には、5人くらいの男性グループがいましたが、彼らが帰るともはや我々のみ。奥まった谷なので人目を気にすることなく思う存分入ることができました。とはいえ、だんだんお湯の酸性がつらくなってきたので、早々に駐車スペースへ戻りました。真水が全くないので金属類などはスキー場に戻ったら早めに洗わないといけないでしょうね。
私たちの後に、女性グループがきましたが、女性なら入浴着などが必要だし、男性だけでも単独行動はやめた方がよさそうなところ。関東近辺では最も(泉質・ワイルド感ともに)インパクトの強い野湯だと思います。4人が参考にしています
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