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朝一番に着いた、といっても午前10時なのだが。ほとんど同時に着いた先客が二組いた。ここの温泉は、その存在や泉質を以前から知っていて、機会があればぜひ入りたいと思っていた。
浴室に入ると、お湯は、認識していたよりもっと濃度が高そうな塩化物強塩泉で、ドロッとしている感じを受ける。湯温は39度位か。味は確認するまでもなかろう。湯船の底に、茶色の湯花(湯泥?)がどっさり沈んでいる。タオルはすぐに茶色に染まる。太い鉄管から、間歇的にガスを含んだ源泉が、ゴボゴボと出てくる。
奥のほうには寝湯や打たせ湯があるようだが、近づかなかった。寝湯で、文庫本を読んでいる人がいたのだ。以前小野上温泉で、湯船の中で週刊誌を読んでいる人を見かけたが、いずれも理解に苦しむ。
湯から上がって、受付に居た人に雑魚川林道について聞いたところ、すでに閉鎖になっているとのことであった。志賀高原に行くには、一旦R117に出て、中野市を廻らなければならない。急に時間に余裕が無くなってしまった。
ロビー(というほどの建物ではないが)から見る鳥甲山は、すでに真っ白であった。6人が参考にしています