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「湯~らり~南信州」で寄りました。
午後8時ごろの到着。
途中の道はほとんど灯火が無く暗くなってからではナビが無いと自分の場合絶対に無理と言う感じです。
(ナビが正確でよかったぁ。)
そのころでは温泉の方はお客さんはちらほら。ロビーはひっそりとしていました。
駐車場は結構入っていましたら、宿泊する方も多いのでしょう。
明治大学監督の島岡吉郎氏を讃えて命名された温泉らしく、2階の休憩所前にはその島岡氏のゆかりの品が並べられております。(ただし、野球は疎いのであまりよくわからず。)
浴室内にはスマートマッチョなお兄さん方がいらっしゃいました。やっぱり野球なのかな。
季節柄なのか浴室内は湯気もうもう状態。
中ぐらいの浴槽の他、水風呂、サウナ、ラドン浴室があります。
温泉の特徴はあまり感じられなく。アルカリはやや高めですが、ヌルヌル無し。また放射能はすぐに実感できるものでもないですし。
お湯からは塩素とも違うような化学の匂い。
塩素以外にオゾン殺菌していると書いてありましたが、オゾン殺菌って匂いが残ったりするんでしょうか?
どうなんでしょう?
サウナは5人ほど。温度計表示で95℃前後。体感的に普通。
水風呂は2人。ただ、水風呂に入ったときに水が流れることをちゃんと設計できていなかったようで水風呂にはゆっくりと入ってくださいと説明書きがありました。流れた水は正面の洗い場の方向に流れるようでそこの洗い場を使うとつめたい水が流れてくることがありますので、できれば避けたほうがいいかと。
ラドン浴室は寝湯と小さい浴槽がある小部屋。中はさらに湿気が多いです。
ラドンの有効な取り入れ方としてはその蒸気の吸引と言うことが最も効果的で、その理屈からするとこのようなタイプのものはとても理想的なのですが、ただこの施設はすべての浴槽において循環湯を使用しています。もちろん殺菌はされているとは思いますが、このラドン室だけはできれば源泉を使ってほしかったと思います。
実際レジオネラが問題なのはお湯に浸かることよりその蒸気を吸引したり、湯などが口から入ることによるらしく。最近は口付近に湯が近づくようなタイプの、たとえば打たせ湯とか寝湯など許可が出にくいところもあるようです。あと水面上の湯口から流れるお湯なども問題視されているようで。レジオネラの検査にしても実際水質のみで空気中に漂う蒸気は検査されませんし。レジオネラの危険性から考えても少なくてもこのラドン室だけは循環は止めてほしいですね。
露天は普通かと思いましたが、なにしろ夜の訪問なので詳しくは分からず。
放射能泉に入ったあと、自分の場合たまにポカポカ感が長く感じられることもありますが、ここではそういう感じは特にはなかったです。
源泉名 湯ヶ洞温泉源泉
単純弱放射能温泉(アルカリ性低張性低温泉)
pH9.12、泉温 29.0℃、
44.9 X10-10キュリー/kg(12.3M・E)
Na 120.0、K 1.2、Mg 0.4、Ca 3.8、Fe(II)1.2、
F 5.1、Cl 11.3、HS 0.1、SO4 0.6、HCO3 260.3、CO3 20.1、
メタケイ酸 10.7、メタホウ酸 9.7、
蒸発残留物 415mg/kg、
分析終了年月日 平成2年1月25日
加水あり、加温あり、循環あり
※脱衣所にあった「温泉成分等掲示について」では「オゾン殺菌及び塩素系殺菌使用」となっているが、
ロビー階段にあった「長野県温泉協会天然温泉標示マークの保証書」では「殺菌剤は入れてません」となっている。
運営開始後何らかの変更、お役所からの指導などがあったのだろうか。1人が参考にしています