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投稿日:2011年2月18日
鉄苦い膨大な湯量・秘湯です (古遠部温泉(ふるとうべおんせん))
かとぅんさん [入浴日: 2011年2月12日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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33.0点
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0 - 点
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これはまた不便な山の奥にある秘湯。まさに秘湯です。2月の始めに日帰りで行きました。雪深い時期です。
奥羽本線の碇ヶ関駅から、タクシーで20分。矢立峠の手前を曲がり、さらに山の中へ入っていくこと5分。携帯は通じません。周りには店も何もありません。国道からの道は一応除雪されているのですが、それでも地元のタクシーでさえスリップ。冬場は自力で行くのは難しそう…。
それでも、地元の車を中心にかなり泊まり客がいたようでした。日帰り客は大広間に荷物を置けるので、そこから階段を下りて浴室へ。浴室は男女別の内湯のみ。木造の浴室は湯気であふれており、木の深い浴槽には緑白色の軽く濁ったお湯がじゃんじゃん注がれています。お湯は熱めで、それでも入れないほどではなく、全身入ると心地よいしびれるような熱さです。臭いはほとんどなく、味はかなり苦みと鉄の味が強くてとても飲めません。pH 6.28, 総成分5.1g/kg。Na,Ca-塩化物・炭酸水素塩泉でしょうか。Mgが11mval%も含まれているので、こんなに苦いのかなと思います。濃厚な成分が湯船の縁に沈殿して分厚い層になっています。
浴室の外には溢れたお湯が放流されていて、鉄分で錆色になっています。お湯の量と鮮度は最高、そして野性味を感じることのできるパワフルな温泉です。本当に山の中の一軒宿で何も遊ぶものがないので、静かに温泉につかるにはいい宿ですが、私はちょっと飽きちゃうかも知れません。7人が参考にしています
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