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国道312号・国道372号の交差点から北西に入ったところにある銭湯である。周囲は団地に囲まれているところ。一応案内看板はあったが目立つものではなかったので、初めての人は注意が必要かもしれない。銭湯価格で入れる「初期のスーパー銭湯」といった施設であり、100円追加でサウナも利用できる。白湯を用いており、内湯は主浴槽に電気風呂、ジェットバスに変わり種として石踏み風呂がある。底に玉石を敷き詰めており、青竹踏み効果を狙ったものか。また、内風呂のカランの隅にマッサージコーナーがあるが、囲い等はなく丸見えなのが変わっていた。
露天は水風呂と薬宝石サウナ、もう1つサウナがあり、メインというべき人工温泉の「ヒマラヤ岩塩風呂」がある。大阪の「畷の里」や「鳥飼の里」あたりにある岩塩風呂の初期型というべきもので、独特の芳香は健在であった。露天にテレビが設えてあり、近隣の憩いの場となっている模様。
内容としては「普通の銭湯」としては上等な方で、温泉としての評価はできないものの、悪くはないと思うのだが、驚くべきは利用者のマナーの悪さ。露天の岩塩風呂の浴槽に浸かりながら煙草を吸う中高年が数名。ひどいのになると吸殻を屋根から伝わる樋の中に押し込むのまでいる。さすがに注意したが、「他所では知らんがここではいいんじゃ」と凄む始末。他にも露天でワイワイ女との「夜の営み」の話で大声で盛り上がる若者。カランは新旧2種類あり、古いカランはシャワーが押している間だけしか使えない。新しいカランは大抵は常連によって場所取りされており、荷物をどかして構わずに使おうとすると飛んできて何やらまくし立てる。一応脱衣所は禁煙なのだがお構いなく吸い、灰はそのまま下に落とす。したがって脱衣所の床のゴザはこげあとだらけ。特にロッカー付近と鏡の付近は目も当てられない。灰皿のある喫煙スペースがあるものの、お構いなしの状態。
この施設だけかもしれないが、あまりにひどい状況である。姫路市民の民度を疑ってしまう。従業員の方も、もう少しマナーの啓発だとか見回り、注意をきっちりなさったほうがよいだろう。そもそも咥え煙草で入ってくる人が大変多いのも気になった。まあここまでひどいと、施設の努力だけではどうしようもなく、「公共のスペースでの喫煙禁止」などの条例でもって縛っていく必要があるのかもしれないが。12人が参考にしています