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投稿日:2022年5月8日
地元の方に愛される茶濁する炭酸泉の名湯… (荒城温泉 恵比須之湯(あらき えびすのゆ))
きくりんさん [入浴日: 2021年4月21日 / 2時間以内]
55.0点
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44.0点
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地元の方に愛される茶濁する炭酸泉の名湯
丹生川ダムからすぐ近く、のどかな里山集落のはずれの荒城川沿いに佇む、平成17年(2005年)にオープンした総檜造りの日帰り温泉施設。平日の午後、利用して来ました。
入浴料600円(2022年4月から700円)は、玄関を入って右側の受付で。すぐ左側に男女別の大浴場があり、男湯は手前です。
棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に6人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
右側に5人サイズの石造り内湯があり、茶褐色に濁った含二酸化炭素ーナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩冷鉱泉(源泉名: 荒城温泉)がかけ流しにされています。泉温24.3℃を加温して、43℃弱位で供給。PH6.2で、キシキシする浴感です。消毒・循環なし。浴槽の縁や床に温泉成分がこんもりと堆積し、白茶色の棚田模様を作り出しています。
続いて、外の露天風呂へ。アクリルの屋根付きで、石造り浴槽が2つあります。手前の8人サイズの方は、こちらも茶褐色に濁っていて、湯温は42℃位。奥の4人サイズの源泉風呂と書かれた浴槽は、非加熱の源泉かけ流し。湯温は25℃位で、冷たいです。微かに茶褐色ですが、ほとんど無色透明。赤茶色の小さな湯の花も舞っています。湯口の湯を口に含むと、鉄臭がして炭酸味。思った程泡付きがないのは、ちょっと意外かな。でも、しっかり交互浴も楽しめました。
窓を開けると、橋と小さな滝、そしてまだ残っていた桜の景色。この日は一番風呂でしたが、浴室内は撮影禁止が残念。とはいえ、オープン直後のフレッシュな湯をしっかり堪能できました。
主な成分: リチウムイオン1.1mg、ナトリウムイオン298.9mg、マグネシウムイオン36.5mg、カルシウムイオン207.9mg、ストロンチウムイオン1.2mg、バリウムイオン0.6mg、マンガンイオン0.5mg、鉄(Ⅱ)イオン7.4mg、フッ化物イオン2.9mg、塩化物イオン83.3mg、臭化物イオン0.4mg、ヨウ化物イオン1.7mg、硫酸イオン4.9mg、炭酸水素イオン1464mg、メタケイ酸147.5mg、メタホウ酸8.6mg、メタ亜ヒ酸1.4mg、遊離二酸化炭素1162mg、成分総計3.446g
なお、平成29年の分析書では泉温がわずかに25℃を切った為、分類上は冷鉱泉になっていました。25人が参考にしています