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投稿日:2008年6月1日
泉質こそすべて! (荒城温泉 恵比須之湯(あらき えびすのゆ))
kemeccoさん [入浴日: - / - ]
55.0点
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掘っ立て小屋のような建物(新しいけれど)の中に、男女それぞれ小さな内湯とさらに小さな露天風呂、1人用の源泉浴槽。猫の額ほどの休憩室。塀が高くて露天風呂からの眺めも期待できない。はっきり言ってアメニティ性を求める方にとっては評価1点の温泉です。
それでも僕が5点を付けるのは、その泉質の素晴らしさゆえ。「含二酸化炭素ーナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩泉」という分類はともかく、とにかく成分が濃い!過敏な方なら10分程度で湯あたりしそうです。そのぶん、腰の痛みなどにジンジンしみてくるのが実感できます。風呂上がりはベビーパウダーをはたいたようなサラサラ感が残ります。浴槽の縁、内湯の床には析出物がびっしり凝固しています。
ここは26度Cほどの冷泉で、内湯・露天は加温した上で掛け流し。ひやりと冷たいですが、源泉浴槽で素の状態を味わうこともできます(オープン当初は確か源泉浴槽はありませんでした)。温かい湯と交互に入るのが楽しいでしょう。源泉はうっすら白濁、加温すると黄土色や褐色に変わるのは、鉄分か何かの影響でしょうか。
「いい湯があれば何もいらない」という方、湯治気分を気軽に味わいたい方にはぜひ試してほしい温泉です。高山市街地から30分程度でつきますが、道がかなり分かりにくいのが難点かも。道案内の標識もいまいち不親切だし。8人が参考にしています
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