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投稿日:2022年6月19日
復活している河原の源泉かけ流し極上湯… (湯原温泉 猫鼻の湯)
きくりんさん [入浴日: 2021年9月29日 / 滞在時間: 2時間以内]
55.0点
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復活している河原の源泉かけ流し極上湯
長野県の小谷村を流れる姫川を見下ろす河川敷に佇む、手作り感いっぱいの日帰り温泉施設。2020年12月に火事で母屋が全焼するも、2021年3月に営業再開されています。平日の午前中、利用してみました。
国道148号線の湯原トンネルの手前に、日帰り入浴の幟の立つ側道があり、目印の招き猫の看板が印象的です。その側道を進むと、閉鎖された旧トンネル「湯原洞門」。そこから右へと、看板に従いダート道を下った突き当たりにあります。
面白い名前だなあと思って調べてみると、もともと小谷村猫鼻地区にあった「猫鼻温泉」が水害で流され、今の湯原地区に移転した経緯からこの名前になったのだとか。
入浴料500円は、プレハブの母屋内に置かれた金色の猫の置物の頭の投入口へ(只今留守です。入浴のお方は猫の頭への表示あり)。奥の扉を開けると、男女別の湯小屋。男湯は左側です。
白木の壁に裸電球という、まだ新しい建屋。プラ籠が置かれた脱衣スペースには、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側は掃除用具などが置かれた雑多なスペース。右側の浴槽脇に、1人分のシャワーがある洗い場。アメニティは、家庭用のものです。
川際にオープンになった透明の屋根付8人サイズのFRP製木枠浴槽があり、うっすら黄褐色に濁った単純温泉(源泉名: 湯原温泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温49.5℃を加水・加温せず、42℃位で供給(もう一つ加水用と思われるパイプもあるのですが、この時はバルブが締められ源泉投入のみ。湯張り時や夏季は加水もあるのかな?)。PH6.5で、ややキシキシする浴感です。パイプの湯口の湯を口に含むと、ほのかな鉄臭がして薄旨じょっぱい。飲泉許可ありで、小さな黒い湯の花も舞っています。
続いて、奥の露天風呂へ。4人サイズの木造り浴槽があり、湯温は43℃位。衝立が一枚しか無い、かなりの開放感です。
また手前に1人サイズのステンバスが2つあり、無色透明な水?別源泉?がホースから注がれオーバーフロー。湯温は25℃位で、口に含むも無味無臭です。交互浴と山と姫川のせせらぎを眺めつつ、ずっと貸切状態でまったりできました。
帰りがけに、もう一つの露天風呂へ。山側で、湯原温泉の石碑の奥にあります。屋根付4人サイズの木造り浴槽で、湯温は42℃位。こちらは火災を免れ、以前のままのようです。木々の緑に囲まれて、しばらくまったりできました。
お話し好きな名物オーナーさんに会えなかったのは残念でしたが、いくつもの災難を乗り越えてきただけに、いつまでもこの場所で営業し続けて欲しい湯処ですね。
主な成分: リチウムイオン0.7mg、ナトリウムイオン150.7mg、アンモニウムイオン1.0mg、マグネシウムイオン24.9mg、カルシウムイオン41.8mg、ストロンチウムイオン0.3mg、バリウムイオン0.2mg、アルミニウムイオン0.02mg、マンガンイオン0.9mg、鉄(Ⅱ)イオン0.6mg、フッ化物イオン0.5mg、塩化物イオン194.6mg、臭化物イオン0.9mg、ヨウ化物イオン0.3mg、硫酸イオン39.5mg、リン酸二水素イオン0.08mg、炭酸水素イオン319.8mg、メタケイ酸91.4mg、メタホウ酸17.0mg、遊離二酸化炭素189.3mg、成分総計1095mg26人が参考にしています