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投稿日:2023年1月28日
箱根湯本に建つ隠れ家のような小さな湯宿… (大和館)
きくりんさん [入浴日: 2022年3月9日 / 2時間以内]
55.0点
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箱根湯本に建つ隠れ家のような小さな湯宿
箱根湯本温泉街の路地裏にひっそりと佇む、小さな素泊り専門の温泉旅館。江戸時代初期から続く、木造の老舗旅館でもあります。平日の午後、日帰り入浴してみました。
看板は大和旅館と書かれていますが、大和館でよいのだとか。入浴料は700円は、玄関奥の居間のようなところで女将さんへ。玄関から右手すぐのところに「ゆ」の暖簾が掛かっていて、浴室が3つ並んでいます。この日は一番奥の大きな「浴室」と手前の「御婦人湯」の間にある、真ん中の「御家族風呂」へ。「中から鍵を掛けて使ってね」と貸切利用です。
棚に籐籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、奥に1人分のシャワー付カランがある洗い場。カランの湯も、温泉が混じっているとのこと。アメニティは、家庭用のものです。
奥に1人サイズの底タイル張りジャミコンクリート造り内湯があり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 湯本温泉 第7、9、14号の混合)が、かけ流しにされています。泉温37.4℃ですが、40℃位で供給。冬季のみ、加温することもあるのだとか。加水なし、循環・消毒もなし。PH8.9で、やや肌がスベスベする浴感です。
ライオンの湯口からは湯が出ておらず、槽内の小さな穴から注がれ、そのまま浴槽からオーバーフロー。ほのかな石膏臭を感知。まったりしていたら、ちょっぴり泡付きも見られます。
高い位置に小さな窓が1つだけで景色は見えませんが、レトロなタイルの床にサラサラと湯が流れる音に癒されつつ、独泉でまったりできました。
浴室に分析書が無かったので女将さんに尋ねると、工事で外してしまったとのこと。温泉成分の数値などは分かりませんが、いい湯であることは間違いありませんでした。15人が参考にしています
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