-
船でしかいけない温泉に惹かれていってみた。渡船の最終便が4時だと知らずに、5時10分についてガックリ。旅館の温かい配慮で、やっと宿にたどり着いた。
秘境というから、どんな宿だろうと思っていたら、素晴らしい施設。ぴかぴかの建物だった。何しろ玄関から遠い建物ほどきれいになる。
温泉はナトリウム・カルシウムーー塩化物・硫酸塩泉、PH8.9、泉温53度。男性側の露天は裏山にあり、石造りの階段を登ったところにある。結構広いのだが、やや熱めなのが難点。
内湯は御影石作りになっていて、アツ湯とヌル湯に分かれている。湯船に浸かったままでは湖面は見えない。洗い場からは湖面も対岸の緑も一望できる。
食事は、可もなく不可もない、いわゆる旅館の食事。この宿の特徴がないのが難点。ただ、仲居さんのさりげないサービスは素晴らしかった。帰りの船が出るときには桟橋に一列に並び最敬礼で見送ってくれた。その光景には感動。こんなところがリピーターが多い点だろうと思ったものだ。2人が参考にしています