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奥州三高湯の一つに数えられる高湯温泉。吾妻スカイラインの料金所手前に位置する湯場ですが、こちら安達屋さんは共同湯「あったか湯」の向いに建っています。外観は家族経営の旅館といった趣でそこそこ建築年数の経った印象ですが、館内ははペンション風の民芸調。女性受けしそうなフロント周りは落ち着いた雰囲気でグッドです。
受付を済まして早速浴室へ。まずはこちらのメイン浴槽である大気の湯から攻めることに。大気の湯は混浴と女性専用の露天からなり、なかなかの雰囲気を持っています。ちなみに混浴浴槽と女性専用浴槽はつながっていますので、女性はタオル巻きで行き来が可能です。連れの話だと女性専用のほうは混浴浴槽よりもかなり小さめとのことでした。
混浴側は細長い造りで、入り口付近に寝湯、真ん中付近に洞窟風呂、一番奥が普通の湯溜まりになっており、すべてつながっています。寝湯や洞窟風呂はやや人工チックで個人的にはなくてもいいかなといった印象ですが、カオスな植栽とスカイブルーに白濁した湯が良い雰囲気を醸し出しています。私が訪問したときは小さなお子さんを連れたご夫婦一組と男性が一人で、途中からほぼ貸しきり状態。奥の湯溜まり付近で終始まったりと過ごし、ナイスな湯浴みとなりました。乳頭温泉鶴の湯さんの雰囲気となんとなく通じるものがあるような気がしました(もちろん別物ではありますが)。
次に内湯に突撃です。訪問時は不動の湯が男湯で姫の湯が女湯でしたが、入れ替えがあるのかは不明。使用源泉や造りはほぼ同じなようです。4人サイズの石仕上げ、露天よりも深さのある浴槽でどっぷり浸かれます。湯口の上に乙女が水甕を抱えた像が飾られていて、とても印象的でした。女湯のほうはウサギだったそうです。湯は鮮度も良く、ガス系の臭いも露天より強めに感じまます。体感43度のやや熱めで、まろやかに熟成した露天に比べるとややツンツンした印象ですが、活きの良い源泉が楽しめます。上がり湯としてもってこいの湯でした。
ロビーを挟んで反対側には薬師の湯という男女別の露天風呂もあるようですが、受付時の説明で案内されなかったので、宿泊者専用なのかもしれません。宿泊のお値段もリーズナブルですし、温泉マニアでなくても十分楽しんでいただけそうなお風呂&お宿でしたので、個人的には両親や友人家族を連れての旅行に利用したいと思いました。
写真は上がフロント周り、下がロビー周りです。3人が参考にしています