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08'5月29日木曜の夕時17:00---
飯坂温泉の顔「鯖湖湯」での入浴を果たしたイーダちゃんは、その夜の宿の「旅館前野屋」さんに荷物を置き、第二の目標「天王寺穴原湯 」を目指し、摺上川沿いのたそがれの国道4号を徒歩でテクテクと歩いておりました。
地図によるとそろそろ着いてもよさそうなんだけど・・・?
でも、駄目、歩けど歩けど、それっぽい建物は見えてこない。その代わりに見えてくるのは「猿に注意!」の看板と、いよいよ閑散としていくまばらな家々ばかりなり。
「いや、困ったな、迷ったかこれは(途方に暮れて)」
さらに傾いていく夕陽に危機感を覚え、いもがら坂の朝寝坊の宿・叶屋さんの前で作業を終えられたらしい作業服の方に、
「あのーお忙しいところ、スミマセン」
「はあ、なんでしょう」
「あのー実は、天王寺の穴原湯までいきたいんですが迷ってしまって・・・道を教えていただくと助かるんですが」
「えー あそこなら歩いてまだ20分はかかるよー」
「えー!」
この作業明けの方、えらい親切な方で、あれこれ道を説明してくれたあと、
「ああ、まどろっこしい、いいや、乗っけてってあげる。乗ってってください」
「えー、いいんスかあ!」
で、穴原湯まで乗っけていって頂きました。
信じられないラッキーです。感激! 深々とお辞儀して、感謝の気持ちを精一杯表します<(_ _)>
僕は国道399と合流したところで諦めて引き返していたんですが、穴原湯はさらにさらにさきにあったのでした。橋向こうの商店で入浴券を200円で買い求め、よーやく入り湯です。
飯坂温泉で二番目に古い、寛政元年開湯のこちらの共同湯では、三人の熱湯大好きのジモティーの三人の親父がイーダちゃんを待ち受けておりました。そのうちのひとりは熱湯大好きの二人の親父さんも入れない強烈な熱湯もものともしないキョーリョクな豪傑で、彼と競って、悲鳴をあげながらなんかみんなで超盛り上り、大笑いしつつ入る穴原湯はもー 楽しかった(^o^;/
有難や、マジ、サイコーのお湯でした。
あまりに熱くて、また笑いすぎて泉質とかまったく覚えていないのが唯一の残念デス。
僕を送ってくれた軽の方は前野屋さんにいつも納品しているとおっしゃってたんで、宿に帰って彼のことを聞いてみると、そりゃあ服部さんじゃないか、といわれました。
そーかー 僕を送ってくれたのは服部さんという方だったようです。ではここで改めて、
服部さん、あのときは見ず知らずの僕を穴原湯まで送ってくだすって有難う<(_ _)>
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