大丸旅館の探訪記詳細「温泉も食事も素晴らしい長湯温泉の源泉掛け流し旅館」

今回の大分旅行では、温泉ソムリエ同期おすすめの「長湯温泉 大丸旅館」に宿泊しました。
与謝野晶子らも泊まった大正創業の老舗宿で、温泉はもちろん源泉掛け流し。外湯として「ラムネ温泉館」を持っており、宿泊者は無料（家族風呂は半額）で利用できます。

本館と別館（藤花楼）があります

こちらは本館2階のお部屋

本館と別館（藤花楼）に分かれていて、私たちは本館2階のお部屋に泊まりました。広くて清潔、暖房完備で暖かく、気持ちよく過ごせます。藤花楼はさらにお部屋が広いようです。
宿泊予約サイトにはあまり部屋数を出していないようで、電話しての直接予約が確実です。

大丸旅館 テイの湯

泡付きがなくても炭酸効果バッチリ！

お風呂は翌朝9:00まで夜も入れます。（11:30～17:00で日帰り利用もOK 500円）
深緑色のお湯はほのかに鉄の香りがあり、ヌルツルながらさっぱりした浴感。お湯のにごりは土類イオンの効果で、ナトリウム・マグネシウム・カルシウム・鉄のミネラルが多く含まれているから。
張りつめた神経をほぐして自律神経を鎮める、痛みやアレルギー疾病に穏やかに効く作用があり、入浴中だけでなく皮膚に付着した成分が湯上り後も少しずつ吸収されます。

遊離炭酸735mgですが、湯音が高いので溶け込んでいて泡付きはありません。炭酸は気泡だけでなく溶けた状態でも含まれているため、泡がつかなくても効果はあります。
内湯は43℃のよく温まるお湯で、浴後は肌がスベスベしていました。炭酸効果もあり、湯上り後もポカポカが続いたままぐっすり眠れました。

自由に使える貸切風呂

川を眺めながらの朝風呂も最高！

本館のお風呂は「テイの湯」と言い、3代目女将のテイが夢のお告げでここを掘れと告げられたところ、温泉が湧き出たとのこと。3ヶ所の貸切風呂は4代目女将の名前にちなんて「ミドリの湯」と名付けられ、空いていれば自由に利用できます。
藤花楼の貸切風呂は、中で2つに分かれていました。小さな半露天ですが、川が見えて清流沿いの湯宿の風流を味わえます。

大満足の旅館の食事

ドイツの友好都市バートクロツィンゲン市から贈られたワインも美味でした

大丸旅館の夕食は別館 藤花楼の1階にある個室の食事処にて、朝食は本館1階の食事処にていただきます。
久住山麓の新鮮な食材と器にもこだわったお料理は、目でも舌でも楽しめます。大丸旅館は温泉の素晴らしさはもちろん、お食事がとてもおいしくて大満足です！

エントランス脇には訪れた文人にちなんだ談話室やカフェもあり、とても雰囲気のいいお宿でした。長湯温泉に泊まる機会があったら、またお世話になりたいです。

■ 源泉：大丸旅館 テイの湯
■ 泉質：マグネシウム・ナトリウム・カルシウム－炭酸水素塩泉（低張性・－・高温泉）
■ 泉温：48.9℃（気温－℃）
■ 湧出：－
■ 濃度：－
■ 総計：4.480g/kg（メタケイ酸204.0mg、遊離炭酸735.0mg）
■ 形態：加水×　加温×　循環×　消毒×