山陰唯一オール5温泉は温泉津温泉のシンボル「薬師湯」
[島根県] 薬師湯
今回の温泉探訪記ガイドはこの人
神奈川県在住の温泉ソムリエブロガー。
ゴルフ・スノボ・ダイビング・レーシングカートの趣味を経て、現在は温泉に夢中な自由人。楽してきれいになるズボラ温泉美容道を探求中!
発見されてから約1300年の歴史を持ち、湯治場として評判の由緒ある温泉津温泉。
有名な外湯は、「元湯」(370円)と「薬師湯」(350円)の2つがあります。
「震湯」と呼ばれる薬師湯
薬師湯は、温泉津温泉のシンボル的存在。
モダンレトロな外観も素敵です。
明治5(1872)年の浜田大地震の際に自然湧出した温泉なので「震湯」と呼ばれるそう。
以来、130年以上にわたって湧き続けています。
山陰唯一のオール5の温泉
薬師湯は、山陰で唯一、日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価のオール5(源泉・泉質・引湯・給排湯方式・加水・新湯注入率)を取得した素晴らしい温泉!
温泉ソムリエ家元の遠間氏も絶賛したそうで、炭酸とメタケイ酸がたっぷりの湯であることから「ダブル美肌の湯」と評されたと掲示がありました。
炭酸とメタケイ酸が豊富な「ダブル美肌の湯」
浴室には、中央に特徴的な丸い浴槽が。
濁った泥のような色に見えますが、源泉は透き通っています。
ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉のお湯はとても温まり、身体の中からポカポカします。
天然の保湿成分メタケイ酸の効果で肌の新陳代謝が促進され、お風呂上がりはすべすべ&ツルツル。
お湯はやわらかくてやさしく、温泉津温泉は毎日入りたい温泉に感じました。
湯上り後は無料コーヒーで一息
湯上り後は、屋上ガーデンテラスから温泉津の街並みを眺めます。
目の前のとんがりが付いた屋根は、当時の湯気出し口だそう。
2階の小部屋で湯上りのコーヒー(無料サービス)をおいしくいただきました。
温泉津温泉はひなびた雰囲気で華やかさはありませんが、古き良き温泉街のレトロさを満喫することができました。
■ 源泉:温泉津温泉・薬師湯温泉震湯
■ 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
■ 泉温:45.8℃
■ 湧出:毎分120L
■ pH :6.0
■ 形態:加水×、加温×、循環×、消毒×(オール5)