目の保養!エメラルドグリーンの宝石のようなお湯!
[岩手県] 国見温泉石塚旅館
今回の温泉探訪記ガイドはこの人
東京生まれ。温泉ソムリエ(マスター)。
交通事故の後遺症のリハビリで湯治を体験し、温泉に目覚める(知床にて、車でヒグマに衝突し頚椎骨折)。現在、総入湯数は1,500以上。
こんにちは。温泉と聞いてイメージするのは、硫黄の香り漂い、乳白色のお湯!というのが一般的だと思いますが、日本を見渡すと様々な色の温泉があります。
そして岩手県にある「国見温泉」は、全国的にも珍しいエメラルドグリーンの色の温泉です。国見温泉は岩手県と秋田県の県境、秋田の駒ケ岳の麓にある山々に囲まれた静かな温泉地。現在では2軒の旅館と、1軒の日帰り入浴施設、計3施設が営業しています。
その中で今回は、国見温泉の真ん中にあり、湯治客の利用も多いという老舗「石塚旅館」に行ってきました。
1804年開湯
石塚旅館は1804年の創業から200年をこえる歴史ある旅館。開湯当初は南部藩の湯治場として栄えたそうです。
駐車場は20~30台ほどのスペースがあり、広々としています。外観は山小屋風で、とても趣があります。登山客、湯治客の利用も多いそうです。
石塚旅館には、2つの男女別内湯、女性専用露天風呂、混浴露天風呂といろいろなお風呂を楽しめます。しかもどのお風呂も、加水・加温なし源泉100%かけ流しです!とっても嬉しいですね!
新館の男女別内湯「薬師の湯」
石塚旅館は本館と新館に分かれていて、こちらは新館側の男女別内湯です。広々とした大きな浴槽で、のんびりと湯浴みを楽しめます。お湯は少し熱めですが、適温で気持ち良く入れます。
本館の男女別内湯
こちらは本館の男女別の内湯です。新館の内湯に比べると、少しこじんまりとした印象ですが、湯治場の雰囲気を残した味のあるお風呂でした。お湯はかなり熱く、入った瞬間飛び上るほどでした!笑
この内湯から外に出られるトビラがあり、そこから裸のまま少し歩いて、混浴露天風呂に行くこともできます。
混浴露天風呂
本館からサンダルを履いて歩くこと10メートルほどのところに、この混浴露天風呂があります。長方形の湯船に、美しいエメラルドグリーンのお湯がかけ流されています。露天風呂のお湯は、ぬるめの適温。ここが一番長湯できそうです。
どのお風呂も同じ源泉ですが、それぞれ湯温が異なり、熱いぬるいの好みに合わせて湯浴みを楽しめそうですね!
泉質は、含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉。ガッツリ硫黄の香りと石油のような油臭があり、ツルツル感とキシキシ感の共存する肌触りで、湯上りはお肌スベスベサラサラで、とても爽快感がありました!
そしてここは飲泉の可能で、飲んでみると硫黄と渋味・苦味がガツンと来る強烈な味で、とても効きそうな味でした!ちなみに重曹成分が豊富なので、飲泉は胃腸などによく効くそうですよ!
ちなみに冬期(11月中~5月初)は休業中なので、お気を付けくださいね。
家元、いつもコメントありがとうございます!
乳白色や茶褐色の温泉も好きですが、エメラルドグリーンの国見温泉は本当に鮮やかで感動しました(^^)
目で楽しめる温泉も素敵ですよね!