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投稿日:2018年2月20日
熊も傷を癒した湯 (国民宿舎 飯豊梅花皮荘 )
きくりんさん [入浴日: 2013年6月23日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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33.0点
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6月でも残雪を被った飯豊連峰の麓に建つ、眺望抜群の公営国民宿舎。その昔、湯で傷を癒している熊を見てマタギが発見したという、800年の歴史を持つ飯豊温泉を引いています。日曜日の午後、日帰り入浴してみました。
最初何て読むのかな?と思いましたが、「イイデカイラギソウ」と読みます。飯豊連峰梅花皮岳が、宿名の由来となっているとか。ちなみに「梅花皮」とは、イバラエイの背中中央の縮れた感じの皮のことをいい、ザラ状の大雪渓がこの魚の皮に似ているので、そう呼ばれるようになったのだそうです。
入浴料500円は、玄関を入って左側のフロントで。2階へ階段を上がり、左手に進みます。食堂の奥にある渡り廊下を歩き、別棟の男女別大浴場へ。石風呂と木風呂があり、男女日替わりです。この日は男湯が奥の石風呂で、「なた」と書かれた青い暖簾(女湯は「へら」と書かれた赤い暖簾)が掛かっています。
浴室に入ると、天窓のある広い洗い場。窓際に20人サイズの石造り内湯があり、うっすら茶褐色がかった透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉(源泉名: 飯豊温泉 1号、2号、3号、4号混合泉)が、源泉かけ流し(冬期間、湯温が低下した時加温する場合あり)にされています。泉温51.5℃を、加水・加温せず40℃位で供給。PH6.5で、さらりとした浴感です。底に、赤茶色の砂のような湯の花が沈殿。窓の外には、雪山と渓流の素晴らしい景色。たまたま時間帯が良かったのか、貸切状態でまったりできました。
湯上がりに、畳敷きの休憩室でのんびりと寛ぐのも良さそうです。露天風呂はありませんが、宿泊者は別館の川入荘の露天風呂に無料で入れるので、一度泊まってじっくりと湯に浸かってみたい宿です。
蒸発残留物1301mg
主な成分: リチウムイオン0.7mg、ナトリウムイオン231.2mg、マグネシウムイオン4.9mg、カルシウムイオン182.2mg、鉄(II)イオン0.2mg、フッ素イオン3.5mg、塩素イオン269.2mg、臭素イオン1.0mg、ヨウ素イオン0.6mg、硫酸イオン291.3mg、炭酸水素イオン372.0mg、メタケイ酸124.1mg、メタホウ酸5.1mg、遊離二酸化炭酸168.3mg16人が参考にしています
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