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投稿日:2018年2月27日
湖畔の風雅な日帰り温泉 (絶景日帰り温泉 龍宮殿本館)
きくりんさん [入浴日: 2017年8月9日 / 2時間以内]
44.0点
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33.0点
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55.0点
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箱根の芦ノ湖畔に佇む、昨年7月にリニューアルオープンしたプリンスホテル系の日帰り温泉施設。平日の午前中、利用してみました。
その優美な姿は、宇治の平等院を模して造られ、昭和13年に創業した浜名湖ホテルが前身。戦後の時を経て現在地に移築され、昭和32年に数寄屋造の宿として再び開業。別館の宿泊施設はそのままに、こちらの本館は日帰り温泉施設として生まれ変わっています。
入浴料は、重厚な玄関を入った左側にある帳場で。通常は入浴料1944円+入湯税50円ですが、この日は「温泉博士」の特典で914円で入浴。入浴料とコインレス鍵付き靴箱キーを渡して、ロッカーキーをもらうシステムです。
国登録有形文化財に相応しい豪華な建築にワクワクしつつ、奥の階段を少し上がり、右手に廊下を進みます。女湯「胡蝶」の前を通り過ぎ、更に進むと広間。その前に、男湯「夢殿」があります。
縦長ロッカーが並ぶ板張りの脱衣場には、ドライヤーも完備。八角形の傘天井を持つ浴室に入ると、左右に9人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、POLA製の高級そうなものです。
窓際に16人サイズの石造り内湯があり、無色透明のカルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉[源泉名: 蛸川温泉(台帳番号 元箱根 第34,37,43号混合)]が満ちています。泉温46.8℃を、加水・加温して41℃位で供給。PH7.7で、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒ありで、湯口の湯を口に含むと無味弱塩素臭。窓の外には、木々の隙間から芦ノ湖が見えました。
続いて、一度脱衣場へ戻り、奥の入口から露天風呂へ。こちらは、窓ガラスをはずしただけの半露天です。6人サイズの石造り浴槽で、湯温は40℃位。またサウナもあり、1人サイズの壺湯は水風呂です。湖上を時折フェリーや海賊船が行き交うのを眺めつつ、しばらく貸切状態でまったりできました。
男湯のすぐ近くに食事処「富士」があり、高いメニューでも「ローストビーフ御膳」が2490円と驚くほどではない価格帯。また、玄関の方へ戻れば、畳敷きの広い休み処「聚楽」もあります。半日ゆっくりできるなら、食事と休憩をプラスしたちょっと贅沢な湯浴みも、時にはアリかも知れません。
主な成分: ナトリウムイオン117mg、マグネシウムイオン0.42mg、カルシウムイオン332mg、ストロンチウムイオン1.15mg、アルミニウムイオン0.01mg、マンガンイオン0.01mg、鉄(II)イオン0.03mg、フッ化物イオン0.63mg、塩化物イオン84.2mg、臭化物イオン0.18mg、硫酸イオン902mg、硝酸イオン0.01mg、炭酸水素イオン32.0mg、炭酸イオン0.13mg、メタケイ酸イオン0.49mg、メタホウ酸イオン0.13mg、メタケイ酸48.0mg、メタホウ酸4.09mg、遊離二酸化炭素1.07mg、成分総計1.526g68人が参考にしています
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