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佐渡市の畑野地区にある、田園地帯に佇む鄙びた日帰り温泉施設。地元の常連さんと、マニアの方しか知らない穴場温泉でもあります。平日のお昼頃、初めて訪れてみました。
住所をナビに登録し、近くまでは行けるのですが、それらしき建物は見当たりません。やっかいなことに、看板も全く無いので、本当にわかりにくい。行き方としては、真野方面から県道65号線を走り、はたの温泉松泉閣の前を通過。セーブオン佐渡畑野町店まで来たら、前の細い道に右折。少し進むと、赤い小さな橋「舟立場橋」があるので、それを右折して渡った突き当たりの左側。煙突が目印の、民家風の建物です。
入浴料は420円。受付左側の廊下を奥に進むと、左側に大浴場があります。健康器具やソファが置かれた、広い休憩室の奥に男女別の浴室。男湯は左側です。棚だけの脱衣場にはベンチがあり、常連さんのものと思われるタオルが干されています。ドライヤーは無し。浴室に入ると、手前に8人分のカラン(内2つはシャワー付)がある洗い場。アメニティは、固形石鹸のみです。
奥にタイル張りの内湯が2つ。右側の6人サイズの浴槽には、濃い茶褐色のアルカリ性低張性鉱泉(源泉名: 仙道温泉)が満ちています。源泉17.4℃を、42℃位に加温。肌がツルツルする浴感です。チョロチョロとオーバーフローはしていますが、循環濾過ありで塩素臭なし。ジェット水流が2本出ています。加熱と非加熱の蛇口が付いていて、口に含むとモール臭がして甘味。左側の浴槽は深めのようですが、湯はなく空っぽでした。壁に貼られた、朱鷺の写真パネルを眺めつつ、ずっと貸切状態でまったりできました。
帰りがけに聞いた女将さんの話では、午前中は空いているが、午後3時位から常連さんで混むそうです。
分析表はなく、簡易な説明が掲示されています。
成分: 炭酸水素ナトリウム19人が参考にしています