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熊野灘を望む高台に佇む、熊野古道散策にも便利なかんぽの宿グループの宿。平日に、一泊二食付で利用してみました。
この日は、4階の6畳広縁トイレ付の和室に宿泊。遠くに、熊野の町並みと海を一望できます。浴衣に着替え、早速2階の大浴場へ。エレベーターを降りたら、右へ進んだ突き当たりです。
コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、両サイドに9人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
窓際に、タイル張り石枠内湯が2分割。共に、無色透明のナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉(源泉名: 聖湯)が満ちています。源泉61.0℃を、加水なし・加温ありで、左側の10人サイズの浴槽で42℃位、右側の4人サイズの浴槽は40℃位で供給。PH6.6で、肌がややスベスベする浴感です。循環ありで、口に含むと無味微塩素臭。小さな焦げ茶色の湯の花が、舞っています。窓からも、町と海の眺め。湧出地を確認すると、川湯温泉からのローリー運び湯でした。
夕食は、2階のレストランで。お品書き付の会席料理です。前菜二種、お造り三種、陶板焼き牛ステーキと続きます。焼物三種盛は、野菜グラタンと蒸し鮑、鯛の木の芽味噌。油物のサヨリしそ揚げは、出来立てで供されます。煮物の甘鯛けんちん巻き、大根若芽中華風の酢の物、〆の筍御飯の釜飯まで美味しかったです。
翌朝の朝食は、2階の同じレストランでバイキング。食後も、温泉で海を眺めつつ、まったりできました。館内には、今年の8月末で閉館の案内が。温泉は運び湯ですが、料金は手頃だし、眺めも良くて料理も美味しいので残念です。
主な成分: ナトリウムイオン276.1mg、マグネシウムイオン2.8mg、カルシウムイオン27.6mg、フッ化物イオン8.0mg、塩化物イオン161mg、硫酸イオン2.8mg、炭酸水素イオン599.2mg、メタケイ酸91.6mg、成分総計1.382g11人が参考にしています