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JR山陰本線の城崎温泉駅から徒歩約7分。土産物屋さんが立ち並ぶ「駅通り」沿いに建つ、明治初期開業した老舗旅館。平日に、一泊素泊まりで利用しました。
木造三階建ての建物は、大正14年に起きた震災により建て替えられ、築80年以上を誇ります。駐車場は無いので、近くの丸紅燃料パーキングへ(一泊1700円)。この日は、3階の「五号室」に宿泊。8畳広縁トイレ付きの和室です。窓は通りに面していて、下駄の音が響いています。近くに飲食店やコンビニもあり、何かと便利です。
外湯から戻り、就寝前に館内の内湯へ。2階の廊下を奥に進んで、突き当たりです。籐籠と棚だけのシンプルな脱衣場。「兵庫県温泉ツーリズム推進協議会」の温泉情報が掲示され、かけ流しを証明しています。浴室に入ると、シャワー付きカランが1人分ある、家庭のお風呂サイズの洗い場。2人サイズのタイル張り浴槽には、うっすら青みがかった透明のナトリウム・カルシウムー塩化物泉(源泉名:27号・28号・29号・30号の混合泉)が、かけ流しにされています。源泉59.1℃を、湯量をかなり絞ってか、湯温40℃位で供給。PH6.92で、肌がスベスベする浴感です。窓の外は裏山。温泉の温度維持の都合上、19:30~23:00までしか入れない為、ゆっくり城崎では希少なかけ流しの湯を楽しみました。次回は是非、冬の味覚ズワイガニのプランも楽しんでみたいです。
主な成分: ナトリウムイオン1000.00mg、カリウムイオン42.60mg、マグネシウムイオン3.82mg、カルシウムイオン57.00mg、ストロンチウムイオン5.68mg、塩化物イオン2210.00mg、臭化物イオン7.40mg、硫酸イオン220.00mg、炭酸水素イオン73.50mg、メタケイ酸89.40mg、メタホウ酸4.00mg、遊離二酸化炭素14.5mg、成分総計4.13g12人が参考にしています