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山陰本線の鳥取駅から徒歩約5分。大正元年に開業した、鳥取温泉の老舗宿。日曜日に、一泊朝食付きで利用して来ました。
庭園を囲むように建つ、回廊型の建物。この日は、2階の8畳広縁トイレ付き和室「三笠」の間に宿泊。窓から庭を眺められる、落ち着いた部屋です。駅前なので、夕食は近くの居酒屋で。モサエビや白いかなど、鳥取の地魚に舌鼓。
一休みして、1階の大浴場へ。棚にプラ籠が並ぶ、シンプルな脱衣場。浴室に入ると、1/3を占める石庭に目を奪われます。洗い場には、シャワー付きカランが2人分と、蛇口だけが3人分(うち1つは、加水用のホース装着)。日本三銘石の1つ佐治石を用いた、7人サイズの内湯には、無色透明のナトリウムー硫酸塩・塩化物泉(源泉名:丸茂温泉)が、かけ流しにされています。自家源泉47.7℃を、43℃位に調整。湯温が高騰した時のみ加水される(最大加水率6%)ようですが、熱ければ各自加水は可能です。PH6.8で、肌がややスベスベする浴感。微かに硫化水素臭もします。なめると、ちょっぴり塩味。壁には、幾何学模様タイル画の中に、2人の裸婦が描かれています。露天風呂はありませんが、湯の流れて行く音に癒され、まったりできました。
朝食は、玄関近くの食事処で、庭園を臨みながら頂きます。鰈の一夜干し、熱々の湯豆腐が旨い。町中なのに、静かな朝を迎えられました。料理自慢の宿でもあるので、次回は早めに着いて、旬の食材を活かした会席料理も味わいたいです。
主な成分: ナトリウムイオン1293mg、カリウムイオン31.8mg、カルシウムイオン128.8mg、塩素イオン919.5mg、硫酸イオン1427mg、炭酸水素イオン534.1mg、メタケイ酸60.8mg、メタホウ酸33.1mg、成分総計4.467g10人が参考にしています