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延喜16年(916年)に、薬師如来の化身である白猿の導きによって発見されたと伝わる俵山温泉。その情緒ある温泉街の入口に佇む、湯治客に親しまれてきた昭和12年開業の旅館。日曜日に、一泊二食付きで利用して来ました。
本館の階段を2階へ上がると、新館3階に繋がっています。この日は、その3階の「柳」の間に宿泊。6畳次の間広縁付で、落ち着いた和室です。
荷ほどきして、新館1階の貸切風呂へ。3室のうち、真ん中の部屋の浴槽に、お湯を張っているとのこと。2人分の着衣籠が置かれた、狭い脱衣場。浴室に入ると、1人分のシャワー付カランがある洗い場。1人サイズのタイル張り石造り内湯には、うっすら青みがかった透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 森の湯)が満ちています。源泉37℃を、40℃位に加温。加水ありとのことですが、PH9.8で肌がツルツルする浴感です。ナトリウムイオン42.5mgと炭酸イオン42.0mgを含む影響でしょうか。蛇口をひねって、贅沢にも短時間だけオーバーフローさせて楽しみました。成分総計0.215g 窓を開けると景観はなく、趣ある木造建築の壁なのがちょっと残念かな。
夕食は、新館2階の別客室で。お造りは新鮮だし、鱧も旨い。雲丹の筏が付いて、豪華です。鯛の兜蒸し、牛肉の陶板焼きも美味でした。翌朝の朝食も、昨晩と同じ部屋で。量が多くて、体に優しい和食。夕朝食時に、女将さんがわざわざ挨拶に来られました。最近少なくなりましたが、もてなしの心を感じます。外湯めぐり用に、タオルタも複数枚用意されていて、良かったです。6人が参考にしています