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神鉄の長田駅から西に行きまして、名倉小学校のところのスクランブル交差点を右に入って行きます。100mほど先の一方通行を逆走する形で左折しますと、「ゆ」の字が見えてきます。ここで苅藻川にかかっている橋を渡りますと、店舗になります。反対の明泉寺町側からですと、強烈な階段を下りていきます。このあたりは山と谷が組み合わさった独特の地形をしています。長田の繁華街から1kmほど北上しただけでこの雰囲気はなかなか出せるものではありません。
建物は狭い間口の2階建てで、独特の雰囲気があります。煙突はコンクリ製の中太タイプで、やや黒ずんでいます。駐車場もあるそうですが、かなりややこしいところとのことなので、近くまで来たら電話で確認することをお勧めします。お風呂屋さんから見て、苅藻川を渡って坂を登ったところ。名倉幼稚園の駐車場のすぐ先を左折して下って行くそうですが、看板とかないので要注意です。
神戸らしい高番台式でして、森永の冷蔵庫、男性誌以外に何故か「週刊女性」が男湯に置かれている不思議。人間乾燥室が現役で稼働していました。
浴室は結構きれいに改装されています。ナニワ工務店の非軟水タイプです。まず深風呂と浅風呂のセット。41℃くらいで消毒臭は控え目。スチームサウナに全身シャワー、密室の打たせ湯と続きます。それからいずれも入浴剤入りの座浴と寝風呂がありました。
スペース的な制約は大きく、お世辞にも広いとは言えない浴室ですが、なかなかの充実ぶりかと思います。清掃も行き届いていまして、少なくとも「見える範囲は」きっちりしているのが幸いでした(バックヤードは結構大変な感じでしたが…)。こちらは月刊アフタヌーンに連載されていた「神戸在住」という漫画の主人公が住むエリアに位置していまして、こちらの銭湯さんも作中に出てくるとか。そのため「巡礼」のお客さんも時々来られるとか。まあ原作読んでいないので分かりませんが、またドラマ化されるとかいう話も聞きましたので、興味のある方は是非どうぞ。15人が参考にしています