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吉岡温泉のかなり奥まったところに佇む、客室わずか4部屋のこじんまりした宿。日曜日の午前中、日帰り入浴して来ました。10時過ぎに到着して申し出ると、「まだ少しぬるいかも知れませんが、良ければ…」と快く承諾。入浴料700円を渡し、玄関から右奥の浴室「はなゆ」へ。鍵を閉めるように言われ、貸切で使用します。天井の高い木造りの浴室は、天窓もあり明るい。4人サイズの石造り木枠内湯から、非常に透明度の高い無色の単純泉(源泉名:吉岡温泉 新設集湯槽)がサラサラとオーバーフロー。源泉50.8℃ながら、湯温は40℃位です。奥の浴槽底の穴から熱い湯が出ていますが、投入量は少なめ。石組みの湯口から湯が出ていなかったので、宿泊客に合わせて投入するのでしょう。肌がツルツルする浴感。成分総計0.500gと淡白ながら、温泉臭を感じるいいお湯です。窓の外の坪庭を眺めつつ、かけ流しの湯をのんびり堪能。帰りがけに、わざわざ外まで見送りに出て来てもらい、女将さんのもてなしの心を感じました。
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