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投稿日:2013年11月17日
寄居の鉱泉民宿 (かやの湯(閉店しました))
きくりんさん [入浴日: 2013年8月18日 / 2時間以内]
33.0点
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44.0点
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寄居町と東秩父村の境、峠道の途中にひっそりと佇む鉱泉宿。その歴史は古く、天正年間(今から約400年程前)に発見され、特に皮膚病に効き、同時に肌を美しくすることから、北条氏大奥の奥女中達が競って使を出してこの泉を汲ませたといわれている謂れが残っています。日曜日の夕方、日帰り入浴してみました。入浴料500円を払い、受付左奥の階段を下ります。廊下を進み、一度館外へ。別館手前を右へ曲がると、山の斜面に建てられた男女別の湯小屋「岩風呂」があります。脱衣場には巨石がはみ出していて、野趣溢れる造り。洗い場はカラン3人分と、ちょっと狭いです。アクリルの天井が高く、陽が差して明るい。4人サイズの石組み浴槽には、無色透明の鉱泉が満ちています。PH7.82で、肌に優しい浴感。湯温は40℃位に加温。石組みの湯口からチョロチョロと湯が注がれ(浴槽内では3ヶ所から湯が出ているが)、口に含むと若干甘い、沢の水のような味がしました。苔か砂かわからない黒緑色の湯の花みたいなものが、たくさん舞っています。窓の外には、森の緑が鮮やか。先客2名はすぐ上がられ、ずっと貸切状態でまったりできました。手書きの分析表が屋外に出るところに掲示されていましたが、泉質名は何も書かれていません。館内には木造りの内湯もありますが、お湯は張られていませんでした。
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