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投稿日:2016年9月12日
お湯の使い方は立派 (大村温泉 幸楽の湯(閉館しました))
organicさん [入浴日: 2015年5月2日 / 2時間以内]
33.0点
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大村市の南部、国道から山道をしばらく走ると、民家もわずかしか無い山奥にひっそりと幸楽の湯が建っていました。建物や浴室は清掃が行き届いており、とても清潔感がありました。午前中に立ち寄ったところ、先客は誰も居らず、終始浴室は貸切状態でした。分析表を見ると、源泉温度は約20℃で成分全体がとても希薄なお湯であることが分かりました。しいて言えば、炭酸水素塩が100 mg少々含まれているのが最高で、従って温泉法で定められた温泉には該当しないものと思われます(ひょっとするとメタホウ酸が基準値を満たしているかもしれませんが)。感心したのは、そのような冷鉱泉を加温しながら掛け流しで使っていることです。浴室内には小さなサウナと水風呂、数人用の内湯浴槽、更に小さな露天浴槽までありました。残念だったことは、露天風呂の温度が熱すぎてとても入れないことくらいです。成分が希薄なため、体感的には特に言及するには及びませんが、小鳥たちのさえずりを聴きながら、山の新緑を眺めての貸切入浴はとても癒されました。
10人が参考にしています
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