-
綾部駅から南東に10分ほど歩いたところ、狭い路地沿いにある銭湯さんです。雰囲気抜群の木造建築です。三和土に番台があるタイプですが、番台は小さくて人は入れないかも。ということでおばちゃんは番台そばの女湯側にいてました。おっちゃんなら男湯側に陣取る、京都では時々見かけるパターンです。脱衣所は板張りの床、木製ロッカーには漢数字が書いてありまして、奈良の大西湯や勇湯あたりに残っています。ロッカーを使うか、円形籠を使うかとなります。ここのロッカーの扉の内側には「ビタミンローヤルゼリー+乳酸菌 ピロン」という健康ドリンクの宣伝が貼りつけてありました。このキャッチが「ママすてき!パパもりもりで!ボク元気!」と時代がかったものです。もりもりでありたいものです。
浴室もシンプルでして、青い天井が高い浴室ですがちょっと薄暗いですね。男女壁側に深と浅の2種の浴槽がありますが、特に深い側がびっくりするほどの高温!45℃を超えてますね。ヒリヒリ+肌がまっかになってしまいました。浅い側は常連さんと思わしきおっちゃんが水を入れて適温まで下げてくれていましたが。こちらは熱いことで有名だそうで、もう少し何とかならんかといった感じのお話でした。「熱い湯で死んだ奴はたくさんいるが、ぬるい湯で死んだやつはおらんやろ」みたいな論法で(苦笑)。湯のコンディションは上々でして、やや甘口の塩素が少ない良湯かと思います。
特に熱い湯がお好みの方にはお勧めできるかと思います。クラシック系の建物ですし、そちらに興味がある人も是非訪問してみてください。1人が参考にしています