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JR五能線の板柳駅から車で約20分。昭和31年に開業した、歴史ある公衆浴場。土曜日の午前中、りんご畑が広がる県道を車で走っていたら、偶然ナビに出てきたので寄ってみました。
狙い通り、鄙びた外観。入口に売店があり、ここで入浴料350円を払います。館内は、何十年変わっていないんだろうと思うほどの鄙び具合。古いマッサージ機の置かれた廊下。男女別の浴室前には、お釜ドライヤー(使えないみたいですが)もあります。
古いながらも、掃除の行き届いた脱衣場。タイル張りの広い浴室。12人サイズのタイル張りd字形内湯から、うっすら黄褐色のナトリウムー塩化物・炭酸水素温泉[源泉名: 高増温泉 2号泉(再)]が、サラサラとオーバーフローしています。源泉43.3℃を、湯量を絞って41℃位でかけ流し。PH8.4ながら、肌がツルツルする浴感です。ふと気がつくと、あっという間に全身アワだらけ。石組みの湯口の湯を口に含むと、石膏臭がして円やかな味がします。浴槽の奥には、不動明王の石像が鎮座。隅には、朽ちた打たせ湯もありました。ずっと貸切状態で、素晴らしい湯を満喫。上がっても、なかなか汗が引きませんでした。
主な成分: ナトリウムイオン295.7mg、炭酸イオン18.0mg、メタケイ酸125.0mg、成分総計1.058g17人が参考にしています