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投稿日:2016年9月20日
胃腸湯ときず湯 (妙見温泉 湯治の宿 田島本館)
きくりんさん [入浴日: 2016年1月31日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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33.0点
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55.0点
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0 - 点
清らかな天降川を挟み、旅館が建ち並ぶ妙見温泉。その丁度中津川と合流する辺りに佇む、3つの源泉を持つ湯治宿。九州温泉道の認定施設でもあります。日曜日の午前中、日帰り入浴して来ました。
食事処に併設された受付で入浴料250円を払うと、「神経痛の湯」か「胃腸・きず湯」のどちらかに入れます。同じ料金なら、2つの源泉が楽しめる「胃腸・きず湯」の方を選択。食事処左側のスロープを下りて、左奥へ進んだ突き当たりに、男女別の浴室があります。
棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室にはカラン等はなく、コンクリート造りの浴槽が2つ並びます。手前は、3人サイズの浴槽「胃腸湯」で、うっすら緑褐色がかった透明のナトリウム・マグネシウム・カルシウムー炭酸水素塩温泉(源泉名:空欄)が、サラサラとオーバーフロー。源泉57.4℃を、加水せず湯温44℃位で供給。PH6.6ながら、肌がスベスベする浴感です。奥にもう一つ、4人サイズの浴槽「きず湯」。こちらも、うっすら緑褐色がかった透明のナトリウム・マグネシウム・カルシウムー炭酸水素塩温泉(源泉名:空欄)がオーバーフロー。温泉成分で、床が茶褐色に変色しています。源泉41.1℃を、そのまま湯温41℃位で供給。PH6.3ながら、やはり肌がスベスベする浴感です。口に含むと、鉄臭がして炭酸味。「胃腸湯」と比べ、こちらはすごい泡付き。小さな茶色い湯の花も舞っています。更に奥には、打たせ湯もあります。立ち上がると、間近に天降川のせせらぎ。しばらく貸切状態で、まったりできました。
浴室に温泉の使用状況表示が無かった為、受付で確認すると源泉かけ流しとのこと。また、分析書の掲示も無かったのでどこかにありますか?と尋ねたら、わざわざ本館事務所まで行って、コピーを持って来て頂きました。
「胃腸湯」
主な成分: リチウムイオン0.9mg、ナトリウムイオン276.6mg、アンモニウムイオン2.4mg、マグネシウムイオン90.9mg、カルシウムイオン145.3mg、ストロンチウムイオン0.6mg、第一鉄イオン1.5mg、フッ化物イオン0.1mg、塩化物イオン166.7mg、臭化物イオン0.4mg、硫酸イオン98.8mg、炭酸水素イオン1241mg、炭酸イオン0.4mg、メタケイ酸244.0mg、メタホウ酸24.4mg、遊離二酸化炭素612.9mg、成分総計2956mg
「きず湯」
主な成分: ナトリウムイオン145.9mg、アンモニウムイオン1.6mg、マグネシウムイオン60.0mg、カルシウムイオン85.4mg、アルミニウムイオン0.2mg、マンガンイオン0.3mg、第一鉄イオン3.0mg、フッ素イオン0.3mg、塩素イオン97.2mg、硫酸イオン84.9mg、炭酸水素イオン751.8mg、炭酸イオン0.1mg、メタケイ酸147.1mg、メタホウ酸9.8mg、遊離二酸化炭素573.0mg、成分総計1988mg
なお、「胃腸湯」の分析書は平成23年のものですが、「きず湯」の方は平成16年のものだったので参考までに。26人が参考にしています
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