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投稿日:2010年10月12日
懐かしさ一杯の名銭湯 (武庫川湯(閉館しました))
鸚鵡鮟鱇さん [入浴日: 2010年9月19日 / 2時間以内]
22.0点
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車で行くと、どこをどう通ったらいいのか分からないほど街路が入り組み、しかも激烈に狭い下町の銭湯さんです。阪神武庫川駅の東口を出まして川沿いを北へ。1つ目の信号(橋があります)を右に曲がり、さらに1つ目の信号を右折しますと件の街区に入ります。つきあたりを左折しますと暖簾が見えます。ちょっとガレージっぽいところから入る形でして、「武庫川湯」と表札が出ていますのでご確認を。外観は板張りと煉瓦のミックスで、かなり年季が入っているのではないかと思います。
番台式でして、脱衣所の大きさは普通サイズ。ドリンクの自販機は新しかったです。天井はやや高めで、古いエアコン(というかクーラー専用機かもしれません)が、いい感じで唸りを上げていました。
浴室も年季が入っていまして、床はノーマルタイル地に御影石の「島」が配置されていまして、ちょっと低いタイル地を水の流路としております。ちょうど奈良市にあります「美好湯」さんと同じ感じで、床は目立った傾斜がついていまして、一瞬前庭器官がおかしくなったかと焦りました。少々酒が入っていたのもあるのですが(苦笑)。浴槽は大阪式のステップ付き主浴槽深とジェット超音波、それから「謎の浅風呂」の3つで、同じ入浴剤が使われています。要するにすべての浴槽に入浴剤。浴槽の石材はこれまた立派なものでして、特に主浴槽の腰かけのところの石の具合は他の追随を許さないですね。ジェットバスには「噴出口を塞ぐと感電の恐れあり」と謎の文言が。それは漏電なのか、電気風呂代わりになのか。そして謎の浅風呂ですが、幅180cm、奥行き50cmの極端な長方形をしていまして、水深は30cm程度。ちょうど足湯がこのくらいのサイズになると思いますが、腰かけ用のスペースはありません。そうそう、スーパー銭湯によくある座っていると背中の上から湯が薄い膜のように落ちてきて…という浴槽の足をつける部分。そんな感じです。これは一体何なのでしょう?
まあ細かいことは置いといて、やはりこちらはノスタルジーに浸れる普請が最大の売りではないかと思います。湯はすべて入浴剤使用ということで評価は差し控えさせていただきますが、内容的には「名銭湯」の称号を与えるにやぶさかではないところです。2人が参考にしています
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