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JR常磐線の内原駅から、徒歩で約10分。水戸市郊外の田園地帯にポツンと建つ、木造二階建ての純和風旅館。平日の午後、日帰り入浴して来ました。1800坪の敷地には、自然に湧いたという大きな池と美しい庭園が広がります。その先に、まるで昭和初期から時間が止まったかのような建物。玄関を入り、左側のインターホンで呼びます。入浴料は540円。右の方へ、赤い絨毯敷きの長い廊下を進み、突き当たりを右折。すると、すぐ右側に男女別の浴室があります。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。何故か、大型冷蔵庫まで置かれています(中は空っぽ)。洗い場には、3人分のシャワー付きカラン。カランも温泉でしょうか? スベスベする肌ざわりです。4人サイズの龍紋石風呂には、無色透明の鉱泉(分析書なし)が満ちています。黄土色の波模様が入った、美しい石造りの浴槽。鉱泉は、42℃強位に加温。肌がスベスベする浴感です。槽内循環で、浸かるとオーバーフローし、小さなタンクのような湯口から、減った分だけ新湯が足されます。湯口付近は、微かに塩化物臭。ずっと貸切状態で、まったり湯浴みできました。お風呂は家族風呂として、貸切利用も可能とのこと。駅前には、イオンモール水戸内原ができて今後も開発が進みそうですが、初めて訪れてもどこか懐かしいこの雰囲気が、いつまでも変わらずいて欲しいなと思いました。
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